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2005/05/04

『アメリ』(イポリト ベルナール/リトル・モア)

アメリ
イポリト ベルナール Hipolito Bernard

リトルモア 2001-10
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 アメリって20歳超えてるんだよね?読んでて最初に引っかかったのはそこ。次に引っかかったのはイポリトさんって作者のことなのかってこと。イポリトさんはともかく、この人物(アメリ)が20歳(今手元に本がないので正確な年齢が調べられないんだけど)ってのはちょっと違和感があるかも。だっていくら空想好きなとこがかわいいとはいえ、ちょっと子供っぽすぎるでしょう!
 毎日の取るに足りない小さなひとつひとつの出来事が、愛すべきものなんだって読んでるとごく素直に思えるし、妻(アメリの母親)をなくしてふさぎ込み現実逃避気味の父親に対するエピソードなんかも、ひとつひとつが丁寧で、間延びせずリアルな時間が流れてる。それに、今自分が過ごしている毎日に、ごく自然に向き合うことの大切さが、アメリの恋を通じて伝わってくる。
 だから余計に、アメリが子供っぽくってしょうがない。何が子供っぽいかはいろいろ基準があると思うし、例えば言葉や外見や行動が大人っぽくしていても、その背伸びするとこが子供っぽいって思うこともあるから、アメリくらいストレートだとそれは逆に大人なのか?とも思うけど、これを読んで、そういうストレートな部分を「かわいい」とか「こんなふうに生きたい」って思った(特に)女の子は頂けないんじゃないかしら。小学生とか中学生の女の子なら別だけど。でも、トイレでヤり始めるシーンのあるようなストーリーを、小学生が読んではいけません。

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