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2007/03/25

『ぬるい眠り』/江國香織

4101339236 ぬるい眠り
江國 香織
新潮社  2007-02

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 『きらきらひかる』の続編『ケイトウの赤、やなぎの緑』を含む短編集。著者が二十代前半に書いたものが中心。
 江國香織の小説は、奇抜だけれども緩やかな雰囲気が好きなんだけど、この短編集は痒いところに手が届いてるような届いてないような、正に隔靴掻痒の間を禁じえません。まだ若い頃に書かれた作品だからかなとも思いますが、多分、書いてるテーマが判らないからというよりも、判り過ぎるからだと思います。奇抜な設定で、奇抜な展開で、でも・・・

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2007/03/11

『プロジェクトはなぜ失敗するのか』/伊藤健太郎

4822281779 プロジェクトはなぜ失敗するのか―知っておきたいITプロジェクト成功の鍵
伊藤 健太郎
日経BP社  2003-10

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 プロジェクト・マネジメントの必要性を認識させてくれる一冊。プロジェクト・マネジメントの入門書。PMの考え方の骨格の部分を理解できます。特に、プロジェクトでは共通した知識と継続的な改善が必須であることを十分に理解できます。
 入門書であり教科書的なので、実践的に踏み込んではいません。なので、「企業にはPMOを設置するべきである」と言った、一般のプロマネやプロジェクトメンバーではどうしようもないような方策が前提になったり、現場では「前向きな意思を持って課題にあたることが大切」といった多少精神論的な面もあったりしますが、この一冊でまずプロジェクトマネジメントの「あるべき姿」を理解することができます。

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『恋愛小説』/川上弘美・小池真理子・篠田節子・乃南アサ・よしもとばなな

4101208069 恋愛小説
川上 弘美 新潮社
新潮社  2007-02

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 『天頂より少し下って』/川上弘美
 「あたしがこの世に生んじゃったせいで、あんたも恋愛とか失恋とかいろいろ厄介なことを始める羽目になったんだよね。ごめん。」この一文にびっくり。最近、『僕のなかの壊れていない部分』を読んで、「女性は、いずれ不幸になる運命を背負わせて新たな生を産むことに何の罪悪感も感じていない」というようなことが書かれているのを、「これは男でしか考えないことだろう」と思っていたから。

 『夏の吐息』/小池真理子
 「どちらか一つが本当のあなたで、もう一つはあなたという男の仮面をかぶった別の人間だったのではないか、などと考えてしまうのです。」これは反対に、女性でしか考えないことだろうなあ。人は辻褄のあうことばかりじゃない。特に男は。どうしていくつもの人間性を持つことをそのまま受け入れてはもらえないのだろう?

 『夜のジンファンデル』/篠田節子
 大人の物語、と言ってしまえばそれまでだけれど、踏み込まない切なさは上品。上品だけれど、その相手が俗物だったことに失望して、失望したのに…という展開がちょっとばたばたしてる気がします。そこはあんまり胸に響かなかった。

 『アンバランス』/乃南アサ
 このすれ違いはあるでしょう!あるある!!この手の話がハッピーエンドで終わることの是非はあると思うけれど、このすれ違いの苦々しさを感じるためだけでも読む価値あり。

 『アーティチョーク』/よしもとばなな
 よしもとばなならしい作品。前半、直接的な「恋愛」ではない物語-祖父への回顧-が面々と続き、途中から恋人との別れの話に展開する。そこに、今この一瞬は二度と戻ってはこないから一瞬を大切にしようというよしもとばななの哲学が入って、恋人との別れをどう決着するのかというラストシーンに流れ込む。これをハッピーエンドというのかどうか判らないけれど、恋愛の複雑で豊穣な余韻をいちばん残してくれると思います。

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2007/03/05

『欲しいのは、あなただけ』文庫版/小手鞠 るい

410130971X 欲しいのは、あなただけ
小手鞠 るい
新潮社  2007-02

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 超名作『欲しいのは、あなただけ』の文庫版が出ました!!

 現代作家の恋愛小説では五本の指に入ると思います!!

 文庫本でより多くの人に読んでほしい!!

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2007/03/04

『空と海のであう場所』/小手鞠るい

4591094375 空と海のであう場所
小手鞠 るい
ポプラ社  2006-10

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 中一の夏休みに施設で出会ったアラシと葉っぱの、別れと邂逅の物語。

 僕は『欲しいのは、あなただけ』で小手鞠るいにハマったので、この『空と海のであう場所』のようなタイプの作品は、温くてで少し食い足りない感じ。小説の中で作家や物語が扱われるのもあまり好きではなくて、少し冷めたりもしたんですが、そこはリアルな描写が持ち味で、この一節は痛かったです。

 …

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