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2007/11/25

『改革断行 三重県知事北川正恭の挑戦』/ばばこういち

4883770893 改革断行―三重県知事北川正恭の挑戦
ばば こういち
ゼスト  1999-10

by G-Tools

 一般的に不可能のように思われる、事務事業評価表やマトリックス予算作成を実現できたのかを知るため読む。自分は勉強不足でまだスタートラインにも立てていないと反省。何度も繰り返してきているが、日々の業務に終われているだけでは何も成し遂げられない。

p13 「もう一つはNPOと接触する行政側の発言や言動が、組織によって裏打ちされているかどうかということ。」 …これは民間企業でも言える。窓口だけが熱心でも、組織の裏打ちがない活動は長続きしない。組織の管理側がそれを理解しているかどうかが重要。理解せず窓口に実行を強要するだけの管理者の組織は非効率になる。
p22 「かつて聖戦のために戦って死ねと私の先輩たちを戦場に送っていた母校の中学教師たちは、敗戦を辞することなく教科書に墨を塗らせ、日本は間違った戦争をした、君達はこれから民主主義を学ぶのだと私たち生徒に平然と教えた。」
p36 「知事が直接説得するだけでなく、客観的な外部の人々を通じて時代を感じさせようとしたのである。」
p40 「北川は行政のやる事業に何故評価がないのかとかねてから疑問に感じていた。」
p49 「県庁改革を旗印に当選した新しい知事としては、世論に迎合しても直ちに謝罪や処罰を発表するのが普通だと思われていたのに、北川は調べるからそれまで待ってくれと外部に言い続けた。」 …リーダーシップ手法取得の必要性。付き合いの長さだけで解決する問題ではない。
p83 「財政運営の基本は、将来に渡って財政が機動的、弾力的に対応できるように歳出構造の硬直化を回避することである」
p99 「その圧力がどれほどのものであったか北川は語らぬが、想像以上のものであったろう。」
p100 「期首に予算が決まって実施に入った後、担当部局の努力によって一億円の予算が八千万で実現された場合には、残りの二千万円の内半分は財務に戻すが、残りの半分の一千万円は担当部局への褒賞金として翌年その部局が自由に自分たちのやりたい事業に使えるようにした。」…最初から過大な予算を要求したりする危険はなかったのだろうか?
p103 「東京都知事になった石原さんは内部のことは知らないと思う。外部のコンサルタントを引っ張って来るだけでは内部の情報が掴めないから、改革に手をつけることは難しいと思う。」
p106 「ソ連参戦の噂をキャッチするや満鉄最後の特別列車を仕立て、軍人の家族だけは真っ先に逃がしてしまう姿を、章子は目の当たりにしたのである」
p108 「母親のこのくだりを読む度に北川は涙する」…言えない人の心情を忖度することも忘れてはならない
p124 「情報公開法成立の原動力になったのは、一つには世界の潮流であり、もう一つは全国各地のNPOから情報開示の強い要求を受けて、地方自治体が情報公開条例を相次いで制定したことが国へのプレッシャーになった。」
p132 「Y県の衛生部は県民の生命や健康を守る立場ではなく一貫して建て売り業者の利益代弁者のような姿勢であった」
p139 「政治記者でもない一評論家が足で調べた公開のデータから構造汚職の実態を明らかにした立花の著書は、権力とマスコミの癒着やクラブ記者たちの怠惰ぶりを示す象徴的な出来事であった」
p158 「出来る限り正確な財務状況を知るには発生主義会計が望ましいとは言われていたが、どこも手をつけようとはしていなかった。」
p165 「ニュー・ウイック議員フォーラム」
p190 「党内力学を顧慮する代表の菅直人は翻意せず」

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