« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009/07/22

『この1冊ですべてわかる ITコンサルティングの基本』/克元 亮

4534045336 この1冊ですべてわかる ITコンサルティングの基本
克元亮
日本実業出版社  2009-03-26

by G-Tools

p108 ビジネスモデリング

  1. ユースケース図 … UML(ISO標準化された仕様記述方法) サブジェクト・アクター・ユースケース・関連
  2. BPMN(Business Process Modeling Notation)
  3. DMM(Diamond Mandara Matrix)
  4. ERD(Entity-Relationship Diagram)
  5. DFD(Data Flow Diagram) … 機能・外部環境・データ・情報

p114 APQCのPCF → DFD
p108 ①経営者 ②業務担当者 ③SE と話をする

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『はじめての構造主義』/橋爪大三郎

4061488988 はじめての構造主義 (講談社現代新書)
橋爪 大三郎
講談社  1988-05

by G-Tools

 大学生の時、ご多分にもれずほとんど勉学に励んでなかったんだけど、哲学や思想を専攻してた訳でもないのになぜか思想には興味があって、面白そうと思った書物を読み散らかして、結果、構造主義に大きな衝撃を受けた。衝撃を受けたと言っても理解できた訳でもモノにできた訳でもないんだけど、自分が今まで持ってきた物の見方とまったく違う物の見方がある、しかもそれはそれまで絶対的に正しいと思われてきたようなものや、感覚的にそうだろうと思ってきたようなことまでひっくり返してしまう破壊力のあるものの考え方だった、という点で衝撃的だった。「自分の知らないところにいくらでも世界がある」そうすっかり思えることが大人になることだとしたら、僕を大人にしたひとつは構造主義だったと思う。
 本著は、かつてのめりこんだ構造主義の知識を整理したくて選んでみたんだけど、すごくよく纏まっていてわかりやすくていい本だった。構造主義がなぜモダニズムを打ち倒せたのか、それ以前にモダニズムとは何か、なぜモダニズムは強大な権威を持っていたのか、そういうところまできちんと理解させてくれる。レヴィ=ストロースの仕事では、やはり何度触れてもインセスト・タブーの解明は衝撃的で興奮する。何が優れていて何が優れていないのかなんて、誰にも断言できないのだ。

p18「マルクス主義は唯物論だから、革命の犠牲となっても霊魂だけは救われるぞよ、というような発想がないのだ」
p18「ヨーロッパ世界の人びとは、キリスト教を通過しているので、ひとりひとりの人格や個性や自由に大きな価値を置く。そこで、マルクス主義の言うことはもっともだけれども、そこでこの私の生きる意味はどうなるんだろう、という感想を持つ。サルトルの実存主義は、これにこう答える。彼は言う、われわれ人間の存在なんて、もともと理由のないこと(不条理)だったはずだ。」
p19「構造主義ははっきりノーと言ったのだ。構造主義と言ってもいろいろあるので、しばらくレヴィ=ストロースに話を限るが、彼の議論を煮詰めていくと、マルクス主義の言うような歴史など、錯覚にすぎないことになる。」
p22「それは、人びとが互いに対等な人間と認めあって、人類共同体を構成し、そのメンバーにふさわしく協力しあいましょう、という思想のはず。」
p26「ソシュールやその後継者たちの仕事は、直接・間接に、ずいぶんレヴィ=ストロースの養分になった。もうひとりは、フランスの人類学者で、デュルケーム学派のマルセル・モース」
p32「1955年、・・・『悲しき熱帯』」
p45「言語の機能を知るのに、その歴史を捨象する(わざと考えないようにする)ことができる」
p47「指示するものとのあいだに実質的なつながりがあって、恣意的でないから「有縁的」という」
p51「言語や記号のシステムのなかには、差異(の対立)しか存在しない、と言わなければならない」
p84「クラ交換」「モースは、『贈与論』」
p91「インセスト・タブー」
p95「限定交換」「一般交換」「両方交叉イトコ」「母方交叉イトコ」「父方交叉イトコ」「平行イトコ」
p99「コミュニケーションの一般理論」
p101「人間社会のあり方を「有機的連携」「機械的連携」の二種類」
p104「社会集団の構成原理」
p107「数学(遠近法)とのつながり」
p114「神話素」
p122「神話分析が、テキストを破壊してしまう無神論の学問だからだ」
p127「構造主義は、真理を”制度”だと考える。制度は、人間が勝手にこしらえたものだから、時代や文化によって別のものになるはずだ。つまり、唯一の真理、なんてどこにもない」
p130「数学は、長年をかけて、それ自身をつきつめていくうちに、とうとう自分がひとつの制度であることを発見した」
p134「ユークリッドの『幾何学原本』」
p146「双曲線幾何学」
p161「世界は、物体(=客体=客観)の集まりである。それ以外のもの(神や霊魂)は、どこにも見つからない(のではないか)。」
p169「射影幾何学」
p183「神話に<構造>があると考えるのと、神話はつぎつぎ変換されていくものだと考えるのとは、一緒のことなのだ。」
p184「まず、ある地域の神話の全体を、変換群とみなす。」
p225「”現代的なこと”に関心があるのはいいが、それを”最新のもの”と取り違えてしまう。」
p228「思想が体制を支えるにしても、批判するにしても、・・・思想たるもの、これまで幅を利かせていた思想に正面から戦いをいどみ、雌雄を決する覚悟でないと、とてもじゃないが自分の居場所を確保することすら覚つかないはずだ」 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/07

『スポートピア』日本経済新聞2009/07/07 水沼貴史

「耳をふさぐことがぶれないことだと勘違いしていたりする。」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/05

『一下級将校の見た帝国陸軍』/山本七平

4167306050 一下級将校の見た帝国陸軍 (文春文庫)
山本 七平
文藝春秋  1987-08

by G-Tools

現在、無闇に好戦的なのは一体何歳くらいの人間か。終戦を学徒で終えたとするなら、現在70歳~80歳くらいか。戦争の記憶があって、戦争に加われなかった世代だ。
この本の初版が1976年であることにも注意したい。

p16「学生に何とか執行委員長とかいった肩書がつくと一瞬にして教授への態度がかわる。ついで就職ともなれば、一瞬にしてまた変わる。社員になればまた一瞬にして変わる。」
p17「事大主義すなわち”大に事える主義”です。」
p27「以後何かあるたびに、「これは結局、二個大隊といわず、”連隊ただし一個大隊欠”と言いたがる精神構造」
p30「在学中に「現地教育」の名で戦地に送られている。最も不幸だったのはこの人たちで、その大部分は海没」
p44「そういう際に出てくるのが精神力」「強調に変わった」「なるほど、アッツはこうだったのか」
p46「下級指揮官を射殺して士気の末端を混乱させるのは確かに有効な方法」
p49「いわばナチ・モードで、そのムードに自ら酔っていたわけだが、ナチズムへの知識は、ナチの宣伝用演出写真とそれへの解説以上には出ず、またドイツ国防軍の総兵力・編成・装備・戦略・戦術に関する専門的具体的知識はもっていなかった」
p89「イタリア男の甘言に弱い日本娘」
p93「戦闘の体験はあっても、戦争の体験がなく、戦争の実体を何も知らなかった。そのくせ、何もかも知っていると思い込んでいた、ということであろう」
p94「「成規類聚」の権威東条首相にできることではなかったし、また形を変えた似た状況の場合、いまの政治家にできるかと問われれば、できないと思うと答えざるをえない。」
p97「そこを一時間で通過して、何やら説明を聞いて、何が戦跡ですか。」
p105「「現地で支給する」「現地で調達せよ」の空手形を濫発しておきながら、現地ではその殆ど全部が不渡り」
p110「「思考停止」、結局これが、はじめから終わりまで、帝国陸軍の下級幹部と兵の、常に変わらぬ最後の結論」
p113「それはむしろ発令者の心理的展開のはずであり、ある瞬間に急に、別の基準が出てくるにすぎない。」
p114「方向が右であれ左であれ、その覚悟ができているなら」
p130「狂うとは何であろうか」「それは自己の「見方」の絶対化・神聖化」「見方の違う者は排除し、自分の見方に同調する者としか口をきかなくなる」
p136「盗みさえ公然なのだから、それ以外のあらゆる不正は許される」
p145「それは、今、目の前にある小さな「仲間うちの摩擦」を避けることを最優先する、という精神状態であろう」
p149「そのことと、それが員数主義という形式主義に転化していくこととは、別のことであり、この主義の背後にあるものは、結局、入営したときに感じたこと」
p150「いまに日本は、国民の全部が社会保障をうけられますよ。ただそれが名目的に充実すればするだけインフレで内実がなくなりますからね。きっと全員が員数保障をうけながら、だれ一人実際は保障されていない、という状態になりますよ、きっと。」  
p157「現在では、この私物命令の発令者が、大本営派遣参謀辻政信中佐であったことが明らかである。」『戦争犯罪』(大谷敬二郎著)
p171「それは戦後日本の経済の二重構造の原型のような姿」
p202「フランクルの『愛と死』」
p209「「歴戦の臆病者」の世代は、いずれはこの世を去っていく。そして問題はその後の「戦争を”劇画的にしか知らない勇者”の暴走」にあり、その予兆は、平和を叫ぶ言葉の背後に、すでに現れているように思われる。
p242「案外、沈まないで持ちなおすんじゃないかといったような気がして」
p277「環境が変わると一瞬にして過去が消え、いまの自分の周囲に、」
p284「自暴自棄のバンザイ突撃に最後まで反対」「冷徹な専守持久作戦で米軍に出血を強い続けた沖縄軍の八原高級参謀」
p287「日本の将官、指導者に欠けていたのは何なのか、一言でいえば自己評価の能力と独創性・創造性の欠如」「事実認識の能力」
p294「自分たちで組織をつくり、秩序を立ててその中に住む」
p299「最終的には人脈的結合と暴力」
→人脈的結合は欧米のほうが強い傾向では?
p301「そしてこの嘆きを裏返したような、私的制裁を「しごき」ないしは「秩序維持の必要悪」として肯定する者が帝国陸軍にいたことは否定できない」
p303「陸海を問わず全日本軍の最も大きな特徴、そして人が余り指摘していない特徴は、「言葉を奪った」こと」
p397「統帥権の独立」
p310「帝国陸軍が必死になって占領しようとしている国は実は日本国であった」
p313「明治人は明確な「戦費」という意識があった」
p314「戦費支出の戦争責任」
p316「戦時利得者は大小無数の”小佐野賢治型”人物であり」
p319「上官が下級者に心理的に依存して決定権を委ねれば」
p322「「モチ米ヤミ取引」で丸紅が法廷に立たされる」
p326「「ロッキード事件における丸紅」を見て、その組織内の原則は結局同じ」
p333「帝国陸軍は、「陛下のために死ぬ」こと、すなわち「生きながら自らを死者と規定する」ことにより、上記の「死者の特権」を手に入れ、それによって生者を絶対的に支配し得た集団であった」
p334「それは「死の哲学」であり、帝国陸軍とは、生きながら「みづくかばね、くさむすかばね」となって生者を支配する世界」
p340「アーネスト・ゴードン」

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »