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2009/08/30

『the pillows cast [1989-2009]20th Anniversary Special Edtion』

File04

「大器晩成とか遅咲きって言葉をリアルに口にしていいバンドは、俺達だけだと思うな」。
(the pillows 山中さわお/本文より)

今年20周年を迎えるピロウズを、デビュー以来20年追いかけインタビューし続けてきた稀有な雑誌、「cast」のインタビュー完全保存版。ほんとに失礼だけど、一地方のローカル誌がこんなとてつもないことしてたなんて驚き。7月のZepp Osakaで配られたビラで存在を知って、通販で買いました。amazonでさえ手に入らないんだよ!タワレコ、HMVには置いてるらしいけど一般書店には置いてないとか。凄いよね、こんな凄い本をそんなふうに流通させてるなんて。

毎日少しずつ読んでます。
詳しくはjoyfultown.jpホームページにて。買いです。

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『CREA 2009年 09月号』

B002HESN9C CREA (クレア) 2009年 09月号 [雑誌]
文藝春秋  2009-08-07

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女性誌って女性にどんな本をどんな風にオススメしてるのかなーと興味ありで。

 
パイロットの妻 (新潮文庫) パイロットの妻 (新潮文庫)
Anita Shreve

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これ、読もうと思ってたんだ。思い出せてくれてありがとう。 

虎の城〈上〉乱世疾風編 (祥伝社文庫) 虎の城〈上〉乱世疾風編 (祥伝社文庫)

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育ちの地の武将なので、悪評があってもちょっと親近感があって、こういうきっかけで抵抗を捨てて手を出してみれる。いい方向。

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ジュンク堂 難波店

大阪市浪速区湊町1丁目2-3 マルイト難波ビルK995974208_3

写真は、同じビルの1Fのダイキしか写ってないけど。

難波店が出来て以来、結構行ってる。
近鉄ユーザで四つ橋線ユーザの僕には、とても利便性の高いロケーションだから。
でもGoogleマップだと、出てこないんだよね。
ややこしいけど、元あった「難波店」は「千日前店」に改称してて、
この新しい店舗はOCATの隣。
休みの日にジュンクに行きたいなと思ったら、
西梅田の両店に行くのと難波店とじゃ交通費が全然違うのだ。

この「難波店」も、売り場面積は文句なし。
うろうろ歩き回って本に出会う楽しみ十分。
ジャンル分けもそのジャンルの配置も馴染みあって直感的にわかる。
強いて言えば、検索機をエレベーター直ぐだけじゃなくて、文庫本のエリア近くにも置いてほしい。
ジュンクは作家順じゃなくて出版社別に分けてるんだから。

本日のお買い上げ:

村上春樹『1Q84』をどう読むか 村上春樹『1Q84』をどう読むか
河出書房新社編集部

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山椒大夫・高瀬舟    新潮文庫 山椒大夫・高瀬舟    新潮文庫

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スカイ・クロラ (中公文庫) スカイ・クロラ (中公文庫)

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赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫) 赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)

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2009/08/29

『キラークエスチョン』/山田玲司

4334035213 キラークエスチョン (光文社新書)
光文社  2009-08-18

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 日経新聞の欄外広告で『キラークエスチョン』という書名が目に飛び込んだとき、「これはいいこと言ってるな」というのと「なんかまた一芸タイトルみたいなのが出たな」というのと両方浮かんだんだけど、著者名を見て「これは買わねば」と。山田玲司だ。僕の大好きなマンガ『Bヴァージン』の作者であり、「バブル」と「バブル崩壊後」という「共通の時代感」ベースがあれほど必要なマンガを書いたのに、その後も消えることなく仕事を続けている「芯」を持ってる作家。おまけに、以前、本屋で山田玲司の新書を見かけておきながら購入せず、そのことも思い出した。これはいてもたってもいられない。

 『キラークエスチョン』は、「会話に重要なのは、”話す”ことではなく”聞く”ことだ」というシンプルなメッセージと、それを実践するための具体的な26のキラークエスチョンが掲載されている。このメッセージもキラークエスチョンも、全面的に大賛成な内容で、著者がほんとは人見知りで会話が苦手ということが心底よくわかる。僕も人見知りで会話が苦手だから。それでも人は会話する生き物だから何とかこの局面を打開しないといけない、そう日々悩んで編み出したのが、「相手のことを聞くこと」だったから。「編み出す」というほど大層なものではないかもしれないけど、もともと会話が苦手な人間というのはそういうところすらできないから苦手なんだし、本書が出版されるくらいだから、世間では僕と同じような会話が苦手な人が少なくないんだと思う。

 僕の感覚が少し違うところは、「誰も僕のことになんか興味を持っていない」というのがある。要は、人は自分のことは話したがるけれども、人のことはそれほど聞きたがらない、ということだ。だから、僕は自分のことは会話ではあまり話さないように気をつけていた。これはこれで、自分の評価を徒に落とさずにすむ方法ではあったけれど、今ひとつ相手との距離を縮められない原因でもあったと本書を読んで気づいた。キラークエスチョンは使いこなせていたけれど、それは相手をよく知ることと会話での空白をなくすためにしか使えていなくて、「お互いに」よく知り合って関係を深める方向には使えていなかった。これは、仕事上の役割と関係があるのかも知れない。そして、このスタンスで深まる人間関係に一定の傾向があるのも、考えてみるとそりゃそうか、と思わなくもない。

 心配なのは、「人は自分の話を聞いてもらいたいもの」こういう感覚さえ、実は失われていて、喋る一方がよしとされているんじゃないか、と感じるときがあること。世の中には、ひたすら喋り捲る人がいる。普通はそういう人は、煙たがられる。けれど、最近、そうやって押し切る人に対して、面倒くさいからかなんなのか、それを良しとするような風潮が芽生えてきているように思う。「自己主張」なんてもんじゃない。誰も彼もが、受身で楽しようとしているのだ。

 本書のもっとも太いメッセージは、「人はみんな違うものだ。だから聞くんだ。」というところ。日本は、均一化社会で、極力聞かなくていいような人間にみんななるようにシステム化してきた。個性だなんだといったところで、みんな自分と似たような個性を持つもので「ちっこい日本」を再生産する。そうじゃなくて、本当に個々人が個人として生きていける社会を目指すためには?それに対する答えのひとつとして、確実に『キラークエスチョン』は有効だと思う。

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数字ノート

アメリカの人口 3*10^8人
10^8 億
1年 3.15*10^7秒
1m/s=2.2mph
ジェット機 800km/h
地球一週 4*10^4km
日本列島の長さ 3*10^3km

日本の労働人口 6,750万人= 6.75*10^7 就業者数=労働人口-失業者数(250万人= 2.5*10^6)
日本の年金受給者数 国民年金2,395万人=2.395*10^7 厚生年金2,315万人=2.315*10^7
日本の65歳以上人口 2753万人=2.7*10~7
日本の世帯数 4,678.2万戸 = 4.67*10^7
日本の車の数 7,885万台 = 7.885*10^7

日本の国家予算 83兆円= 8.3*10^13
日本の財政赤字 800兆円 = 8.0*10^14
日本の書籍売上高 9,026億円 = 9.0*10^8
日本の個人消費年間合計額 290兆円 =2.9*10^14
日本のGDP 520兆円 = 5.2*10^14
日本の携帯電話3社年間売上高 10.67兆円 = 1.067*10^13
コンビニ一人当たり買い物額 579.8円 = 5.7*10^2
日本の輸出総額 77.5兆円 = 7.75*10^13
日本の輸入総額 68.4兆円 = 6.84*10^13

アメリカのGDP 13兆2466億ドル = 1.32*10^13
中国のGDP 2兆644億ドル = 2.6*10^12
世界全体のGDP 43兆6163億ドル = 4.36*10^13

 

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2009/08/23

『炎の経営者』/高杉良

4167753723 炎の経営者 (文春文庫)
文藝春秋  2009-05-08

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 日本触媒の創業者、八谷泰造を描くノンフィクション。

 一時期、日本触媒担当として出入りさせてもらってたことがあって、ちょうどビルの建替え時期でもあり、これまでの歴史を受け継ぎながら新しい段階に入ろうとされている空気が満ちていたことが思い出される。当時は自分のなすべき業務に精一杯で、日本触媒のバックグラウンドを学ぶ余裕がなく、当時この小説を読んでいたらまた仕事にも違った面白さがあっただろうなと後悔。常に関連するものを調べ、知る意欲が大切。

 「炎の経営者」とは大仰なタイトル、と思ったものの、掛け値なしに「炎の経営者」だと思える。乗るであろう電車にあたりをつけて、財界重鎮の永野重雄に直談判して出資を得る冒頭のエピソードで、八谷のバイタリティに引き込まれる。
 ソ連に技術輸出するをするあたり、技術輸出というビジネスの成り立ちがよく知らないものの、ソ連との交渉のシーンなんかは、現代にもそのまま通じる。というよりも、世界が未知だった時代の人のほうが、世界に打って出る意欲や度胸があったようにいつも思う。世界が身近になった今は、なんというか、消極的になってしまう気がする。

 この10年余り、自社が行うビジネスの内容なんたるかよりも、数字を扱えることが経営者に最優先のスキル、という風潮だったと思う。確かに、数字を読めなければ会社を潰すだけだけど、これまで目を瞑ってこられた、経営者の「人間性」「人格」というものが、けして軽視できない時代に改めて入ってきたんじゃないか?と、『炎の経営者』を読んで痛感。八谷は、「技術屋」「事務屋」と呼び分けていたが、知識まで縦割りにしてはいなかった。

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2009/08/17

『プレジデント 50+ 2009年7/15号』

B002BB2GIK プレジデント 50 + (フィフティプラス) 2009年 7/15号 [雑誌]
プレジデント社  2009-06-15

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p64「福原義春(資生堂名誉会長)」

 ビジネスマンは実利を求めて本を読みがちですが、明日からすぐに役に立つという本は、三年経つとたいてい役に立たなくなるものです。もちろん、ビジネス書やハウツー本も読まなければ飯の種がなくなってしまうこともあります。しかし、たとえばリーダーがハウツー本に書かれてある通りに「わが社はかくあるべきだ」と話したら、たちまち部下はしらけてしまう。

思ったことが2つ。

  • 三年経って「あれはもう古い、時代遅れだ、今はこれだ」というのを繰り返している人のほうが、そういうことすら考えず読んでいる人よりもまだビジネス向きということか。しかし、そこには進化が残らない。積み重ねられるものもない。消費しているだけだ。
  • 昔勤めていた会社で、上層部がキックオフミーティングで、「やりがいをモチベーションとすることが大事(=金銭的な見返りで働くだけではダメ)」というようなことを語ったことがあり、当時確かに「やりがい論」が流行っていて、「バカな人だなあ」と思った記憶がある。そういう意味では、何でもかんでも「金」を対価とする方針の今の会社のほうがましということか。

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2009/08/16

『風に舞いあがるビニールシート』/森絵都

4167741032 風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)
文藝春秋  2009-04-10

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 短編集と知らず、最初の一編『器を探して』を読み終え、これはなかなか面白い、と次の『犬の散歩』に差し掛かって、登場人物が全く違うことに気づき、「あ、もしかして短編集?」と初めて気づいたのでした。そこで慌てて『風に舞いあがるビニールシート』を先に読んでみた。そのタイトルに強く惹かれていたので。

 まずUNHCRが舞台の話だなんて、全く予想してなかった。もうちょっと、普通のOLのほのぼのとした日常とか、ほのぼのしてるかどうかは別として、柴崎友香のような話をイメージしてた。先に読んだ『器を探して』が、プロフェッショナリズムを強く打ち出した話とは言え、ケーキショップに勤める女性の話と、まだ身近な感じがしただけに、UNHCRまですっ飛ばれてしまうととても意外だった。

 UNHCRに勤めたエドと里佳は、どれくらいの年棒を貰っていたのだろう?実際、エドはアフガンで命を落としたくらい、危険な業務に従事している彼らの年棒はどれくらいなのだろう?そういうふうに考える自分が、いかに成果主義に毒されているか、思い知らされた。成果主義の最も恐ろしいところは、「何が仕事であるのか」がだんだん二の次になっていくところ。自分が関わっている製品やサービスや仕事内容というのは、あくまで「金銭」につながる「成果」を得るための手段でしか、なくなるのだ。その思想は、別の形であれば、ひとつのプロフェッショナリズムに繋がるものだけど、「成果主義」と結びつくと、簡単に拝金主義に姿を変える。そうして、「これくらいのお金を貰わないと、そんな仕事やってられないよなあ」という発想が生まれるのだ。命を賭して働く彼らの年棒って?同じような疑問を抱く人はたくさんいると思うけど、成果主義に毒された僕のこの疑問は、あまりにいやらしい。そして、それほどの稼ぎにならないのに、苦労の多い仕事を進んで嬉々と情熱を傾けて取り組む人の気持ちが理解できなくなってしまうのだ。

 でも一方で、単に「仕事」「お金」と並べるだけの労働経験しかない、思いに深みのない人とは違う、という自負はある。少なくとも、なぜそれだけのお金を追いかけないといけないのか、という明確な意識はあって、それはただだらだらと働いてお金を貰っている人のそれとは著しく異なるし、どれだけいやらしくてもひとつのプロフェッショナリズムを持っていることに変わりはないからだ。本書には6編のプロフェッショナリズムが描かれていて、僕みたいにとても偏狭であれ胸を張ってプロフェッショナリズムを唱えられる人にとっては、刺激的な話ばかりだと思う。 

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2009/08/15

『FRaU (フラウ) 2009年 09月号』

B002ISQL0A FRaU (フラウ) 2009年 09月号 [雑誌]
講談社  2009-08-11

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 女性向け雑誌ではどんな本が紹介されるのかな~と、軽い興味で買ってみたら、『1Q84』の一般読者?レビューが掲載されてたので読んでみた。男女3人ずつ、男女に分かれて討論するかたち。

 なによりもびっくりしたのが、「宗教」のテーマについて、ほとんど関心が払われていなかったこと。「また”宗教”を持ち出している」と、明らかに嫌忌したような発言もあった。神話の再構築といったような、どう読んでもそりゃ自明のことでは?という読みもあった。『1Q84』がベースとしている書籍の大半を読んでなくて、自分の教養不足を嘆いたところだったけど、人の振り見て我が振り直せ、と言ったろころ。めんどくさがるクセを直さないと。 

 どんな本が紹介されてるか?研究は、もうちょっと後で。

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2009/08/12

『Talking Rock ! (トーキング・ロック) 2009年 09月号』

B002ILO9RE Talking Rock ! (トーキング・ロック) 2009年 09月号 [雑誌]
トーキングロック  2009-08-05

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 お目当てはもちろん吉井和哉!びわ湖ホールと大阪城ホールのツアーレポがあるってことで。

 びわ湖ホールのあの衝撃のMCが完全?再現されてて爆笑。でも、あのMCのきっかけ自体は、思いつきのデマカセじゃなくて、知人の滋賀県人からそうだと聞かされたからだとか。
 いちばん印象に残ってたのは『恋の花』なんだけど、それはアレンジが違って新鮮だからとかじゃなくて、なんかとんでもないエネルギーが襲い掛かってくる感じだったから。で、インタビュー読んでみたら、やっぱり過去の曲もまるで生まれ変わったように自分でも感じると言ってた。

 写真が相変わらずどれもめっちゃかっこいい!!びわ湖ホールと大阪城ホールで満足してたけど、やっぱりZepp Osaka、いくべきだったな、と激しく後悔したのでした。

 次はバインのインタビュー読も。吉川尚宏氏って奈良県人なんですね。

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『IN/SECTS インセクツ 00号 2009 Spring』

4861521998 IN/SECTS インセクツ 00号 2009 Spring
LLCインセクツ
青幻舎  2009-05-15

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 9・11の後、教授はなにかあったときにマンハッタンを脱出するためにレンジローバーを買ったらしい。レンジローバーを買えるだけのお金があるかないかという話はとりあえず置いておいて、「どんな車だったら非常時にマンハッタンを脱出できるか?」と考えて実際に車を買うという行動までやってしまうところが凄いな、と思った。僕は考えても、実際そんなときに脱出なんて出来る訳がないとか、どんな車でも限度があるぞとか、そういう、できない方向ばかりどんどん出てきてしまう。とりあえずやってみるかみないか、ここんとこの差が大きな差になるんだな、というのを改めて感じる。

 あと、結構はっきり好き嫌いを言ってるとこも興味深い。あまり、好き・嫌いというのは言わないほうが幅が広がるものだと思ってたので。別の記事で坂本龍一が「東京の人はがんばらないよね。そこがかっこいい」と語ってたとあったけど、この言葉の解釈の仕方も勉強になる。 

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『のだめカンタービレ #22』/二ノ宮 知子

4063407497 のだめカンタービレ #22 (講談社コミックスキス)
講談社  2009-08-10

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泣けるなあ。天才故の袋小路。

逃げないで向き合ったんだからもういいでしょ、と吐露したとこを見て、何のために向き合ったの?と聞いてみたいけど、この心境を理解しきれないのはたぶん僕が何らかの欠陥を抱えているから。

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2009/08/08

『GOOD ROCKS! Vol.09』

4401633164 GOOD ROCKS! Vol.09 (シンコー・ミュージックMOOK)
シンコーミュージック  2009-06-24

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 吉井和哉のびわ湖ホール・大阪城ホールのライブレポがあるってことで『Talking Rock!』を買いにいったんだけど見つからず、探してるうちに『GOOD ROCKS!』が見つかってさわおが表紙だったので購入。インタビュー記事出てるって知らなかった(笑)。

 髭(HiGE)について喋ってるのが、Zepp OsakaのMC通りでおかしかった。そして、若いバンドがいいプレイすると頭に来るって言ってるのも、podcastでテナーのホリエが来たときに言ってたのと同じでおかしかった。もちろん、ほんとに頭に来たりとか潰しにかかったりするんじゃなくて、自分の中で「負けちゃられない」という情熱を掻き立ててるところを、きれいなふうに言うんじゃないとこがいいと思う。『1989』について語ってるとこなんかでもそれがよく分かる。

 武道館に向けて期待は高まるばかり。もうちょい近所のイベントとかライブとかがあったら、追加で行きたいくらいの勢い。 

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『IN/SECTS』vol.000

4861521998 IN/SECTS インセクツ 00号 2009 Spring
LLCインセクツ
青幻舎  2009-05-15

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表紙にデカデカと地元・生駒の文字が躍ってて思わず購入。

編集のLLCインセクツは、京阪神エルマガジン社の発行物の編集を手がけたりしている編集プロダクションだそうで、雑誌を発行するのはこの「IN/SECTS」が初とのこと。地元・生駒の特集はすごくおもしろかった。スチャダラパーを宝山寺に連れて行ってインタビューしたり、地元の名店の店主にインタビューしたりしてるんだけど、場所の力ってあるんだなーと思いました。すごく感覚が近くてしっくりくる。それは、奈良には大きな力があるってことなのかな?いや、違うな。どこの場所にもその場所その場所の大きな力があるんだろうな。

クオータリーマガジンということだけど、とにかく長く続けてほしいです。最低3年は続けてほしい。最初に生駒が特集されたっていう「よしみ」で、このおもしろさが続く限り手に取り続けたいなと思います。それって、これからの世の中結構大切なことじゃないかな、と思います。  

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2009/08/03

『1Q84』/村上春樹

4103534222 1Q84 BOOK 1
新潮社  2009-05-29

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4103534230 1Q84 BOOK 2
新潮社  2009-05-29

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 読み終えて唸って考え込んで10日余り過ぎた今、『1Q84』を思い起こしてみると頭に浮かび上がってくるのは、誰かの思いとか考えとか悩みとかのどれが「くだらない」と言えるのかなんて誰にも決められないし、反対に、自分の思いとか考えとか悩みとかを誰かに「くだらない」と言われる由もないけれども誰かに「くだらない」と言われてしまってもそれはしょうがないことなんだ、という諦念。さらに逆に、誰かの思いとか考えとか悩みを「くだらない」と言ってしまう権利も誰にでもあるけれど、そう言ってしまうためにどれだけの覚悟が必要か、きちんと意識していたいなという気持ち。「くだらない」という言葉に、少しでも優劣の色が混じるなら、今まで通り僕はそれを許さない。その許さないやり方は、『1Q84』の中にも何種類も出てくる。噛んで含めるように伝えるようなやり方もあるにはあるけれど、僕は今まで通り徹底的に打って出るやり方で行くだろう。

 テーマに『宗教』があるのは間違いない。だけど、『リトルピープル』は文字通り『ちいさい人間』、つまり人間の弱いところであり凶暴性で、それは宗教を引き起こすこともあるし宗教を暴走させることもあるし、宗教という形を取らず暴走することもある。その『リトルピープル』の輪廻が、少し考えただけだと辻褄があわないことだらけで読み取りに悩んでしまう。そして、BOOK2の後半でのこのあたりの説明的描写は、読書が好きな人じゃないとたぶんキツくて面白いとは思わないんじゃないか。それでも、僕は読み応えたっぷりでいい物語だと思う。

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