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2010/01/23

日経夕刊20100122p13 大企業チーム崩す地域力 社会人野球の大和高田クラブ

奈良にそんなに強いクラブチームがあるなんて知らなかった。こういうのは単純に嬉しい。企業がチームの受け皿でなくなる今、新しいチーム形態のさきがけにぜひなってほしいです。

快進撃を演じたのが大和高田クラブだった。初戦で競合のTDKに逆転勝ちし、同大会での初勝利を果たすと、2回戦の三菱重工神戸戦は延長10回にサヨナラ勝ち。クラブチームとしては、2000年のNTT九州クラブ以来となる8強入りを果たした。

「選手には野球だけじゃない、という気持ちになってほしい」と14選手を抱える大和ガスの中井隆男社長。

「今やスポーツ分野を切る決断ができる経営者が優秀だと言われる風潮ができつつある」

スポーツを支援することが、地域貢献の一環になると心得ている。

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2010/01/21

『GIRL』/タマキ・ジュリアン

4861139341 GIRL(ガール)
ジュリアン タマキ
サンクチュアリパブリッシング  2009-08

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日系女子高生スキムの16歳の日々。

この絵にピンときた人、もしくは、もしかしてこの読書百”篇”を見て、本の趣味が似てる、と思った人がいたら、絶対に読んでみてほしいくらい、オススメ。

「神は細部に宿る」ということを鮮烈に思い出させてくれた。青春真っ只中の感性と感情は、ディティールに凝らないと絶対に蘇ってこないとわかっているけれど、日々、以下にディティールを切り捨ててマスで見るようにサマリーするようにと求められる社会人生活を送ってると、毎日がほとんど同じだと思い込んでしまってて、何かの力を借りないとディティールを大切にできなくなってしまう。その「力」をものすごく秘めてた。

主人公は外国で女子高に通う日系人のスキム、彼女が日系人だからという独特のものがこの話の中にどれだけあるのかは正直僕にはよくわからない。ほとんどが16歳の女の子の世界特有のもののように思えるし、その中にもしかしたら日系人特有のものがあるのかも知れない。反対に、この話の舞台が日本でも全然違和感ないから、なんとなく日本特有の出来事と思ってるようなことが、意外と世界どこでもそうなんだ、と思えることのほうが大きいのかも知れない。

だから、いじめとか、同性愛とか、自殺とか、そういった出来事のいっこいっこに、ややこしくて濃密に共感するんだけど、僕がいちばん引き込まれたのは「疎外感」。アジア人だからとか、いじめのテーマに通じるところとか、青春時代特有の「自分は特別」感とか、いろいろあるけれどそれだけじゃなくて、周りに馴染めないというか馴染みたくないというか、周りと違うからじゃなくて、とにかく馴染みたくないんだ飛び込みたくないんだという、自分から生み出してしまう「疎外感」。スキムにはそれが滲み出てる。それはやっぱり日系人だからかも知れないし、単なる反抗期なのかも知れないし、性格の問題なのかも知れないけれど、何かを大切にしているから、何かを大切にできる人間だけが、味わうことのできる「疎外感」。そういうものを強く感じた。

スキムと、スキムとはいろいろありつつやってきた友人のリサは、巻末、それぞれが何かを「愛」だと信じて変わっていく。その「過程」がまた切ない。

イグナッツ賞というのも初めて知ったので、この賞を受賞した作品を調べて読んでみようかな。作者のタマキ・ジュリアンとタマキ・マリコはそれぞれイラストレーターと小説家という、漫画家ではない人が初めてコミックを作ったというその経緯も惹かれた。「つくりあげる」という感触がすごい出てる。

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2010/01/16

日経夕刊20100115p9 人間発見 唐招提寺長老 松浦俊海 

鑑真和上も唐から仏典や戒律だけでなく、漢方薬や保存食をはじめ、最新のテクノロジーを日本に持ってこられた。唐招提寺の金堂も多彩な先端技術を駆使して見事によみがえったのです。

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2010/01/13

『PRESIDENT 2010年1/18号』

B0030EL2CS PRESIDENT (プレジデント) 2010年 1/18号 [雑誌]
プレジデント社  2009-12-28

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p45米倉誠一郎「常に新しい何かを生み出す「測定不能(アンメジャラブル)」な価値こそが重要視される時代が、すでに訪れているのです」

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2010/01/10

『設計事務所のためのマーケティングマニュアル』/建築資料研究社

4863580290 設計事務所のためのマーケティングマニュアル
建築資料研究社  2009-09

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 お客様に大手設計事務所様を持つので、自分の中で長年燻っていた「マーケティングの実際とは」という興味と、お客様業界の実際を知るという興味がクロスしてこの本を手に取った。内容的には設計事務所専門に偏った内容ではなく、一般的なマーケティング方法的なところも多くて読みやすいし参考になる。

 ハウスメーカーや工務店、ゼネコンが建築士を雇用して業務をパターン化し設計事務所の業務を圧迫している、というくだりは、設計事務所の置かれている状況を理解できるとともに、様々な業界で起きている「他業種との競争」「業界の垣根がなくなる」という現状を実感できる。
 自分の業務との絡みでは、「模型・パースは必ず作る」がいちばん。提案は初回から行えないといけない。「ヒアリング」というステップ1枚かませることで、他社より一歩遅れるかもしれない。十分なヒアリングなしに使いまわしの提案をするのはいけないが、出遅れても取り返しがつかなくなる。一方で、我々の業界では、中小規模案件に対して手厚いケア・十全なカスタマイズを実施することの非採算性がさけばれて久しい。このあたりは、個々人の範囲と会社の範囲を分けて考える必要がある。

p18「いわゆる「良質なお客様」と付き合いたいのであれば、それ相当の「企業家」は必須になるはずです」
p24「ライフサイクルに則った経営をしていないと業績を上げていくのは極めて困難」
p26「彼らにとって重要なことは建物を建てることであって、設計業務を請け負うことではありません」
p28「クライアントが聞きたいのは一般的な設計の知識ではなく、その設計のあり方を自社にあてはめたらどうなるの?という、あくまでも自分ゴトなのです」
p40「「行動力」。しかも「即時行動力」」
p44「成功の三条件 ①勉強好き②素直になる③プラス発想をする
p48「情報は自分で探す時代になった」
・・・言葉にする力を
p67「逆に小さな事務所でも何名も抱えている「格」のある事務所にも見えます」
p70「所詮真似ですから実際に経験したノウハウとは深さが違います」
p89「「落としどころを明確にするための三つのステップ」①このセミナーで伝えたいことを一文で表現すると?②そのためにわたしたちがお手伝いできる商品は何?(バックエンド商品)③第一歩としてお客様は何をしたらいいの?(フロントエンド商品)
p126「注意をしてもらいたいのが、「電話口での相談には答えない」」
・・・電話口しかない場合は?
p132「なんでこの時期の受注が多いのだろう?」「伸びる時期により伸ばす」
p136「紹介が発生する出あろう相手を選ぶ」→「先にこちらから紹介案件を提供する」
p142「経営計画を作る」
p154「プロセスの「見える化」
p158「あなたが書いて発信するからこそ、情報の価値が出る」
p162「模型・パースは必ず作る」
・1回目から作る
・1回目から作れるようにするためにはどうすればよいか?を考える

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文藝春秋2010年2月号 p92 日本人へ・八十一 「仕分け」されちゃった私

短期的にモトが取れるものだけが
ちょっとした思いつきを深くも突きつめずに早々と書く物書きや、不安解消を一手に引き受けたとでもいうような教祖型の物書きと、それを安価で出版した会社だけが一人勝ちする中で

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2010/01/09

プレジデント2010.01.18 p140 荻田伍

自分のところのことだけを優先する人ではなく、会社全体のことを考えていたのだろう

自然とそれができていたのだから筋を通せばいい。
競争による統制と全体最適理論に勝てるか?
Tatsumi

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日経朝刊100109p1 何でもランキング 歴史しのぶ奈良の散策スポット

日経朝刊100109p1 何でもランキング 歴史しのぶ奈良の散策スポット
この写真なかなか美しいなあ。いい写真を一面に使ってくれて嬉しい。
ランキングにあがってる場所は比較的情報入手しやすいとこでどこもオススメですが、特に10位の室生なんかはいいですね。
ちなみに写真は浮見堂。奈良公園内でも意外と行く人の少ないとこなのでこれもオススメ。
Tatsumi

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日経100106 p13 200年企業 中川政七商店

中川政七商店についてはほぼ既知の情報だったけれど取り上げられるのは何度でも嬉しい。
Tatsumi

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2010/01/03

『グーグル時代の情報整理術』/ダグラス・C・メリル

4153200093 グーグル時代の情報整理術 (ハヤカワ新書juice)
Douglas C. Merrill
早川書房  2009-12

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 「この本の最大の要点は?」と聞かれたら、「整理ではなく検索する」ということになると思う。あるいは、「自分自身に最適なやり方を冷静に見極めろ」というメッセージ、ということになると思う。ただ、そこに辿り着くための説得力が半端じゃない。やっぱり、誰かの言葉に説得力を与えるのはコンテクスト。グーグルという時代の最先端で最高峰の会社のCIOを務めたキャリアが滲み出すものには心の底から敬服。

 何もかもが徹底的に理詰でかつ個人化が考え抜かれていて隅々まで役に立つんだけど、敢えてひとつだけ目から鱗だったことをあげるとすれば、ストレスに関する記述だ。本書のいろんなところで、ストレスがなぜ生まれて、それがなぜ人から気力を奪い、その結果どんな悪影響を及ぼすか、だからいかにストレスを生まないようにするべきか、というのが説明される。これは当たり前のことのようで僕には目から鱗だった。なぜなら、「ストレスなんかに負けない強靭な精神力を」「ストレスなんかに負けない体力づくりを」というような、ある意味日本的根性論主義精神主義のみで乗り切ろうとしていたからだ。僕はそういうのが大嫌いで、そういうのを否定してやってきたつもりだったのに、やっぱりそういうのにどっぷり使っていて、「極力ストレスを減らす」という発想ができていなかったのだ。「どうせがんばってもゼロにはできないんだから、負けない気力と体力を」みたいな発想になってた。間違ってはないけど、対処は他にもある。そう、「目標」を決めたら、方法はいくつも持っておこうと本書がいうように。 

 整理術としてだけでなく、「仕事にあたるスタンス」を学ぶ書として、あらゆる世代の人にお勧めできます。

p11「人間の短期記憶には、一度に五~九個の物事しか保持できない」
p16「自分自身を見つめなおしてみよう」
p36「物語を使って覚える場合は、情報を記憶する前に、そのデータをあとでどう利用するかを考えよう」
p48「産業革命は、一八世紀後半のイギリスに始まった」
p53「そのライフスタイルがすでに私たちの文化に深く刻み込まれているからだろう。これは「サティスファイス(満足化)の典型例)
p54「グローバル化は勤務時間を長引かせているだけだ」
p64「ところで、スキルと知識は別物だ」
p70「知識を独りで抱え込み、特別な知識があるのは自分だけだとまわりに見せ付けるために、がむしゃらに仕事をするよりも」
p89「恐怖こそ、何よりも無視すべき制約」
p93「病歴カードと医療委任状」
p127「ウェブのクローリング」
p136「site:」
p162「繰り返しの効果」
p177「忙しいときは、突然浮かんだアイデアや頭の片隅に引っかかっている疑問を紙に書き留めるようにしている」
p178「難しい物事を理解したりするときには、ポストイット・イーゼルパッドの巨大シートに書き出す」
p179「紙で作業することにより、コンピューター画面では見逃しがちな物事に気付くことができる」
 ・・・ペーパーレスだった某コンサルティング会社
p217「ラベル」
p253「文脈」
 ・・・ハイコンテクスト批判への批判
p284「文脈の変化を見越して、メモを取っておこう」
p297「つまるところ「仕事の時間を減らしたい」ということだ」
 ・・・ワークライフバランス
p300「ストレスがたまる原因のひとつは、九時から五時までだけではなく、それ以外の時間にも、仕事のメールへの返信など、何らかの作業をしているからだ。」
p308「私がロンドンで朝一番にするのは、メールの確認だ」
 …ネットネイティブの世代ではこうはいかないのでは?(当たり前すぎて効果薄では?)
p319「なぜだろう。思い付きもしなかったからだ」

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Goodreadsで蔵書録

Goodreads蔵書録はやっぱりちゃんと管理しようと思って、
検討の結果Goodreadsにしてみた。
やっぱりワールドワイドなほうがよいかなと。

驚いたのはimport機能!
特にそれ専用に整形したファイルを準備する必要はまったくなくて、
ISBNが記載されてそうなサイトURLを指定すれば、それを抽出して登録してくれる。
おかげで、読んだ本を登録してるサイトURLを何個か指定するだけでだいぶ自動的に登録できた。

ただ、蔵書管理ってなんのためにやるかというと、
「あの本持ってたよなー」という探し出しのためと思うんだけど、
ウェブサイトじゃあそれってほぼ無理なんじゃないかなと。
やっぱり物理的な本棚がいちばんかなと。
どうだろう?

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2010/01/01

『ほかならぬ人へ』白石一文

4396633289 ほかならぬ人へ
祥伝社  2009-10-27

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 白石一文で祥伝社。今まであったのかなかったのか調べてないけどそれだけで興味が沸く。

 帯に「愛するべき真の相手は、どこにいるのだろう?」とある通り、愛する気持ち、恋愛行為というものの本質が具に描かれた小説だけど、僕には読んでて「愛」よりも「死」が眼前に迫ってくるようだった。自分にとっての「死」がリアルに感じられるというんじゃなくて、どこにも普遍的にあるはずなのに、普段は忘れているような「死」という存在が、身近に感じられるというような。徒に恐れることなく、日常に存在しているものなんだから忘れずにいようよ、と言われているような感覚だった。

 明生は、親同士が決めた結婚相手だった幼馴染の渚に、「だからさ、人間の人生は、死ぬ前最後の一日でもいいから、そういうベストを見つけられたら成功なんだよ。言ってみれば宝探しとおんなじなんだ」と語る。それは、人に救いをもたらす言葉だけれど、もうそのベストを見つけたことがある、と思い当たる人にとっては、ひょっとしたら人生の残りの時間はただ…とより深い絶望に突き落とすような言葉でもある。明生にこう言われて「ほんの少しだけどすっきりした」と言った渚は、翌日事故で亡くなってしまう。渚は死の前日、この明生の言葉に触れて、「成功」だったと思っていいのだろうか?もしベストを見つけられたとしても、見つけられただけで、その人生は「成功」なんだろうか?渚は確かにベストを「見つけては」いた。

 やはり、生きていてこそ愛が輝くのだと思う。どんな形であれ、愛を輝かせるために生き抜いてみせるという力強さは、どんな時代にも必要なものだと思う。

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