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2010/01/10

『設計事務所のためのマーケティングマニュアル』/建築資料研究社

4863580290 設計事務所のためのマーケティングマニュアル
建築資料研究社  2009-09

by G-Tools

 お客様に大手設計事務所様を持つので、自分の中で長年燻っていた「マーケティングの実際とは」という興味と、お客様業界の実際を知るという興味がクロスしてこの本を手に取った。内容的には設計事務所専門に偏った内容ではなく、一般的なマーケティング方法的なところも多くて読みやすいし参考になる。

 ハウスメーカーや工務店、ゼネコンが建築士を雇用して業務をパターン化し設計事務所の業務を圧迫している、というくだりは、設計事務所の置かれている状況を理解できるとともに、様々な業界で起きている「他業種との競争」「業界の垣根がなくなる」という現状を実感できる。
 自分の業務との絡みでは、「模型・パースは必ず作る」がいちばん。提案は初回から行えないといけない。「ヒアリング」というステップ1枚かませることで、他社より一歩遅れるかもしれない。十分なヒアリングなしに使いまわしの提案をするのはいけないが、出遅れても取り返しがつかなくなる。一方で、我々の業界では、中小規模案件に対して手厚いケア・十全なカスタマイズを実施することの非採算性がさけばれて久しい。このあたりは、個々人の範囲と会社の範囲を分けて考える必要がある。

p18「いわゆる「良質なお客様」と付き合いたいのであれば、それ相当の「企業家」は必須になるはずです」
p24「ライフサイクルに則った経営をしていないと業績を上げていくのは極めて困難」
p26「彼らにとって重要なことは建物を建てることであって、設計業務を請け負うことではありません」
p28「クライアントが聞きたいのは一般的な設計の知識ではなく、その設計のあり方を自社にあてはめたらどうなるの?という、あくまでも自分ゴトなのです」
p40「「行動力」。しかも「即時行動力」」
p44「成功の三条件 ①勉強好き②素直になる③プラス発想をする
p48「情報は自分で探す時代になった」
・・・言葉にする力を
p67「逆に小さな事務所でも何名も抱えている「格」のある事務所にも見えます」
p70「所詮真似ですから実際に経験したノウハウとは深さが違います」
p89「「落としどころを明確にするための三つのステップ」①このセミナーで伝えたいことを一文で表現すると?②そのためにわたしたちがお手伝いできる商品は何?(バックエンド商品)③第一歩としてお客様は何をしたらいいの?(フロントエンド商品)
p126「注意をしてもらいたいのが、「電話口での相談には答えない」」
・・・電話口しかない場合は?
p132「なんでこの時期の受注が多いのだろう?」「伸びる時期により伸ばす」
p136「紹介が発生する出あろう相手を選ぶ」→「先にこちらから紹介案件を提供する」
p142「経営計画を作る」
p154「プロセスの「見える化」
p158「あなたが書いて発信するからこそ、情報の価値が出る」
p162「模型・パースは必ず作る」
・1回目から作る
・1回目から作れるようにするためにはどうすればよいか?を考える

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