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2011/03/13

『NO FUTURE-イタリア・アウトノミア運動史』/フランコ ベラルティ

4903127125 NO FUTURE―イタリア・アウトノミア運動史
フランコ ベラルディ(ビフォ) Franco Berardi(Bifo)
洛北出版  2010-12

by G-Tools

現代史や社会運動は知らないこと・聞いたことのないことがまだまだたくさんあって、イタリア・アウトノミア運動も最近初めて知った。1977年から始まるこの社会運動を学ぶため本書にあたる。
【20110313】
・リゾーム … 伝統的西洋形而上学のツリー状の思考形態に対する、特定の中心を持たず始まりも終わりも持たない根茎(リゾーム)の思考形式。体系に組み込めないものを排除する西洋的思考に対する批判。
・実存 … 存在可能性としての「本質」に対する、現実の存在。「本質」を至上とするが故に虐げられるものの救済としての概念として扱うべき。
・ディスクール … 記述されたものはすべて権力や制度を内包あるいは反映している、という考え方。

■日本の読者へ
p246「西洋の文化的アクティヴィスムと日本の文化的アクティヴィズム」「日本は何ひとつ独自の貢献をすることなく、西洋に由来するイノベーションをただ受動的に受け取っているに違いないという偏見」
p252「粉川哲夫」
p254「「自発的でいなさい」という命令は、この逆説命令のもっとも知られていて」
p256「フラクタル化し組み換え可能な情報-労働の絶えざるフロー」
p261「社会関係が精神病理」
p264「「無垢」という言葉が意味するのは、たとえ悪のただなかで生きていても「罪がない」ということ、悪の性質を帯びていないということ」
p266「それはもう過去のことなのです」

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