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2012/09/17

『ワーク・シフト-孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>』/リンダ・グラットン

4833420163 ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
リンダ・グラットン 池村 千秋
プレジデント社  2012-07-28

by G-Tools

これは相当に難しい。2025年には、主に、テクノロジーの進展、富の集中化、富の集中化に付随する人の集中化の三点から、時間に追われる・孤独にさいなまれる・繁栄から締め出される、という3つの暗い類型が導かれる。そんな未来に陥らないために我々が今実行すべき3つの「シフト」が示されるが、これが相当に難しい。

示されていることは、総論で正しいと思う。実際に、行動に移せている人もたくさんいると思う。でも、自分のことになると、どこから手を付けていいのか分からない。そんな難しさ。この難しさとは2年前から付き合い始め、今、正に喫緊の課題になっているけれど、それでも手の付け方に逡巡するくらいに難しい。

実際に、行動に移せている人もたくさんいることは分かっているけれど、それでも「そう言われてもなあ」という気持ちが抜けないくらい、大上段で違う世界の話のようにしか受け止められない。それでも、今自分が勤めている会社は、制度的にはいろんなことがやりやすい会社ということを思い出してみようと思う。

p2「サバティカル(長期間仕事を離れて、学校に通ったり、ボランティア活動などをしたりして過ごす骨休め休暇)」
p20「五つの要因」「テクノロジーの進化、グローバル化の進展、人口構成の変化と長寿化、社会の変化、そしてエネルギー・環境問題の深刻化」
p38「8.バーチャル空間で働き「アバター」を利用することが当たり前になる」
p41「4.倹約型イノベーションの道が開けた」
p49「3.ベビーブーム世代の一部が貧しい老後を迎える」
p60「3.持続可能性を重んじる文化が形成されはじめる」
p68「難しい決断を見て見ぬふりする場合に訪れる未来」
p79「時間に追われることの弊害」「専門技能を磨きにくくなる」
p94「<第三のシフト>」「情熱的になにかを生み出す人生に転換すること」
p112「都市への人の移動が大々的に進んだ時期の興奮と悲劇を描いた偉大な文学者がイギリスのチャールズ・ディケンズであり、フランスのエミール・ゾラ」
p114「エネルギー価格が大幅に上昇する可能性が高い」
p115「採掘可能な石油・天然ガスは2042年までに枯渇し、石炭も2112年までに枯渇する」
p116「2015年には石油の供給が需要に追い付かなくなる可能性」
p118「アンソニー・ギデンズの言葉を借りれば、「人々の私的生活全般の土台を成す倫理観が変わった」」
p123「日々の生活に欠かせないものを提供している企業を非常に強く信頼しているのかもしれない」
p125「1950年代以降、仕事の世界に「余暇」という概念が定着」
p133「アメリカ企業のCEOの平均年収は、自社従業員の平均年収の」「2000年には531倍」
p139「マイクロマネジメント」
p151「リチャード・フロリダ」『クリエイティブ都市論』
p153「ビジネスの中枢機能は、シカゴのような大規模な都市圏に吸い取られ、製造業は上海のような土地に移っていく」
p157『ピンチ』「デービッド・ウィレッツ」
p173「ダグラス・マクレガー」『企業の人間的側面』
p178「2000年携帯電話を持っている人」「アメリカで1億900万人・・・」「10年後、中国の1か国だけで、すべての合計を上回っている」
p181「知識のデジタル化」
p184「余暇時間の量と使い方の変化」「2009年、先進国の人びとは平均して週20時間以上テレビを見ている」
p187「2010年、日本人とロシア人の平均的なエネルギー使用量はほぼ同じだが、生活水準では日本人がロシア人の3倍」
p192「世界価値観調査 2007年版」
p199「X世代は概して長期志向」「Y世代は短期志向」
p202「私の二人の祖母は」「自分について内省することをあまりしない世代」「再帰的=内省的」
p212「イタリアのトスカーナ州の都市プラート」
p221「15歳以上の人口の27%が大学院修了の学位を持つ」
p227「第三に、あなたはどこで暮らしたいのか。グローバル化が進めば、あなたが生活する土地の選択肢は大きく広がる」
p241「専門性の低いゼネラリスト的なマネジメント技能は、特定の企業以外で通用しない場合が多い」
p249「社会企業を志す多くの若者にとってヒーロー的存在なのが、経済学者のムハマド・ユヌス」
p260「強いナルシシズムと繊細な自己ブランディングの間でバランスを取る手助けをするビジネスも拡大するだろう」
p270「普通やっていることをやらない場合」「逸脱、回避、強化、逆転」
p279「ヤンミ・ムン」「ホスタイル・ブランド」
p285「『伽藍とバザール』エリック・レイモンド」
p302「ポッセ」
p360「エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』」
p368「可動性と柔軟性がますます重要になっている」
p380「協力と信頼と受容を促進する企業文化」

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