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2012/11/29

『不可思議な日常』/池上哲司

483410334X 不可思議な日常
池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「老犬の昼寝」
「ある」と「なる」と「する」。自らが何かを「する」ことが、自分の存在意義であり存在価値だと思えているうちは幸せだということがよくわかる。「幸せだ」というのは反語的に。自分が自分として存在していることも、自分の選択ではなく、与えられたものを受け取っているだけ、ということ。だからと言って、「する」ことをおろそかにすることは許されない。

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2012/11/28

『不可思議な日常』/池上哲司

483410334X 不可思議な日常
池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「生命へのおそれ」
最後の一文で十分です。ここまで読んだ中で一番おもしろい章でした。

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2012/11/27

『不可思議な日常』/池上哲司

483410334X 不可思議な日常
池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「花を見る」
毎年、毎日、見ていたものに今日初めて心を動かされたといって、それまでの自分の眼を怠惰だと責める必要はない、なぜなら毎年毎日同じように見えているものであっても、その時々の自分の状況によってまったく違うものであるからだ。この考え方は「常に新鮮な目で世の中を見る」という一種の美徳的な価値観と相容れないので躊躇うけれど、自分の置かれている状況はすべて自分で切り開けると考えるほうが傲慢であり、与えられたその状況を受け止めることが肝要という意味で、この考え方を厳然たる現実として受け止めるほうが人間的成長に繋がると思える。

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2012/11/18

『不可思議な日常』/池上哲司

483410334X 不可思議な日常
池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「私のもの」
いわゆる疎外論だと理解した上で、自分の「行動の結果」についても同じことが言えるかどうか、ということを考えてみる。マイケル・サンデルの『これからの正義の話をしよう』でも、大学入試の公平性についての追求で同じテーマが出てきたが、どんな綺麗事を並べても、生まれた環境や育った環境で、有利不利は存在するのだ。今、自分が持っている「有利」は、自分の力だけで成せたものだと言えるのか?これは絶対にそうは言えないのだ。だから、自分の「行動の結果」も、自分のものだとは言えない。そこから、私は私のものでもない、という結論も引ける。このことが理解できない人は、自分と相手の立場をひっくり返すことが出来ず、自分側の立場に知らず知らず固執し続けている。どれだけ、相手の立場を調査して考え抜き、それに対する内容を提示したとしても、結局、それは「自分側」から発したもので、けして「相手側」から発したものではない。

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『不可思議な日常』/池上哲司

483410334X 不可思議な日常
池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「その後のポチ」
売上をあげるのは容易いこと、と簡単に言われたくない気持ちあるものの、そういう気持ちこそが、生き物に寄り添うことの意味が分かっていない気持ちなのかなと思う。この章はその終わり方も含めて、結論のない厳しい問いを投げかけてくる。

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2012/11/17

『Harvard Business Review 2012年 12月号』/ダイヤモンド社

B009W5IZYM Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 12月号 [雑誌]
ダイヤモンド社  2012-11-09

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「ソリューション営業は終わった」が鮮烈。ほとんどのビジネスは、「顧客の問題を解決する」ことがビジネスに繋がると信じて疑ってしないと思う。しかし、それはすでに過去のものとなっている。それは、「顧客が、その解決方法が判らない問題を抱えている」という前提で、正しい考え方だった。情報量が飛躍的に増えた現代は、顧客は既に課題の解決の仕方を知っている。我々以上に、解決方法を知っている。そんな顧客に対して、ソリューション営業は通用しない。そんな時代に取れる営業戦略は、まだ解決方法が判らない顧客に対してソリューションを売るか、課題の解決の仕方を知っている顧客に対する営業を編み出すしかない。しかし前者は今では結局、価格競争に巻き込まれるだけのフィールドになる。

課題の解決の仕方がわかっている顧客に対する営業を、「インサイト」営業と呼び、そのスタイルを詳説している。自分達よりも顧客のほうが解法を判っているというのは、かなり以前から肌で感じていたこと。商売をうまくやるためには、そこのところに目を瞑ればいいのかもしれないが、社会人になった会社でも、それ以降も、常に「王道」を歩くことを求められてきたので、顧客に対して価値を出すことを考えてきたが、この記事はそれを一歩進めるのに大いに役に立った。

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2012/11/11

『不可思議な日常』/池上哲司

483410334X 不可思議な日常
池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「小さな旅」
この章に出てくる「上の子」の健気さが、なぜ自分には身につかなかったのだろうと恥ずかしく情けなくやるせなくなるが、誰かがやらなければならないがやっても何の得にもならない役回りが割と多く回ってくるところはやはり「上の子」の空気なのか、そして、責任はそれを負えるだけの人間のところにしか行こうとしないという言い回しを思いだして自分をなだめる。

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2012/11/08

『不可思議な日常』/池上哲司

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池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「それぞれの人生」
ふと思い立って何年か振りに電話できるような、若い頃からの友達がいてる境遇というのが羨ましい。それと、二次会と誰も言いださず解散、という下りが淋しい。淋しいけれど、いい関係だなあと羨ましくなる。この年になって、今更迷うこともないのかも知れない。

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2012/11/06

『不可思議な日常』/池上哲司

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池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「捨てるということ」
若い頃の方が捨てることに躊躇がなかったか、今の方が躊躇がないか、ちょっと判断に迷うところがあった。昔の方が何でもため込んでいたような気もするし、この章でかかれていたように今の方が過去に縋る気持ちが大きい気もする。過去を大切にしながら今を生きることはとても難しいことはよく判っているつもり。

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2012/11/04

『不可思議な日常』/池上哲司

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池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「ゴキブリ捕獲の作法」
戦争が直接的な戦いから、湾岸戦争のようなスクリーン上での戦いになり、戦っている実感を伴わないようになったことを「進歩」とは決して言わない、というところから想起したのは、企業に勤めることの不条理だった。巨大企業であればあるほど、自分達がやっていることと自分達の成果報酬とに直接的な実感を持てない。それに、厚生年金基金問題のように、自分のやっていることに問題がなくても、基金破綻で割りを食ってしまうこともあれば、自分の会社には何の問題もないのに、厚生年金で補填すると言いだされ、割りを食ってしまうこともある。もはや、自分の手の届かない範囲で割りを食うことが多過ぎる世の中になり国になっているけれど、それが社会だと言われると何も言い返せないような気がする。

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『不可思議な日常』/池上哲司

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池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「ポチの場合」
目の届く範囲にいること。とれも重要なことだと思う。目の届くとこにいなければ思い続けることができないと考えるとそれは切なく感じてしまうけれども、それは現実として受け入れなければならないことだと思う。一方で、目に届くところにいられなくなるどうしようもない事情も多い現代社会で、SNS等のツールでコンタクトを取り合えることが「目の届く」範囲なのか、というところもよく考えなければならない。SNSを活用できている関係の人もいると思うから、一面的なことは言えないものだ。

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2012/11/03

今日の数字3つ

・世界のサーバ市場:1四半期 250万台
・世界のサーバ市場:1四半期120億ドル
・日本のサーバ市場:1四半期13万台
・日本のサーバ市場:1四半期1,000億円

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2012/11/02

『不可思議な日常』/池上哲司

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池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「生まれつき」
持って生まれたものを受け入れる。嘆いても歯軋りしても構わないけれど、受け入れない限り前には進まない。

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2012/11/01

『不可思議な日常』/池上哲司

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池上 哲司
真宗大谷派宗務所出版部  2005-05

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「子供から大人へ」
「祝祭」の話なんだけど、書かれていることはよく理解できる一方で、現在では日常のあらゆるところに常に祝祭が偏在しているのが理想形みたいに言われているところもあって、ほんとうに「大人になる」ということの意味・意義をどう定義づけすればいいのか難しい。「大人買い」みたいなことが起きる土壌もこの辺なのかもと思った。それはもはや「大人」ではないけれど。

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