『情報調査力のプロフェッショナル』/上野佳恵
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情報調査力のプロフェッショナル―ビジネスの質を高める「調べる力」 上野 佳恵 ダイヤモンド社 2009-03-13 by G-Tools |
プロのリサーチャーである著者が、「情報調査力」の磨き方について、物語風の表現を交えながら解説。マッキンゼーでコンサルタント相手にリサーチャーとして相対した経験が、一般的な情報調査力の解説書よりも話が深くなっている所以だと思います。
- リサーチにはプランニングが必須。何のために調べるのか、ということと、どういう段取りで調べるのか。
- 具体的にどういう情報源があるのかを挙げてくれているのがよい。
- 調査は誰かに伝えて初めて意味があるもので、伝えるまでには取捨選択があり、それは「編集」に他ならない。
「常に問題意識を持って」ということの意味が、一つ深く理解できたと思います。
p11「問題解決のプロであるコンサルタントはこの手法(=「ブレストしてアイデアを出して・・・)は使いません」
p30「調べたこと、調べて得られた情報をすべて伝えればよいというものでもありません」
p31「調べるサイクル」①知識ギャップの認識②自分の情報源リストとのすり合わせ③情報の獲得④検証・判断⑤伝達⑥自分の情報源リストの整備
p49「ビジネス支援図書館推進協議会「ビジネス支援のための基本情報源」
p62「実際に書店へ行って気になる本を手にとって見てみたほうが、短時間に多くの情報を得ることができます」
p80「①何をやっている会社か?②その会社は儲かっているのか?③最近どのようなことをやっているのか、やろうとしているのか?」
p83「Yahoo!ファイナンス」
p85「日経テレコン21」「ジー・サーチ」
p86「帝国データバンクの「TDB会社情報」」
p86「日経goo」
p90「日経テレコン21」「日経BPビズボード」
p91「日外アソシエーツMAGAZINEPLUS」
p113「じっくり考えて調査をプランニングする」
p142「調べることの枠組み」
p202「仮説思考とリサーチの違い」
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