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2019/01/07

『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』/ハンス・ロスリング

物事を「正しく」見よう、と言っても「正しさ」に基準は何か、という疑問に雁字搦めになる現代で、その上で尚「正しく」立つための心構えを説いてくれる一冊。「正しさ」を「理性的」に置き換えてもブーメランが-「理性」って何?-返ってくる。そこで本著は「問題解決」しようとする意思は否定することのできないものとして、その「問題解決」の姿勢が「正しい」ものであるためには「事実」に基づくことだと、ファクトフルネスの実践方法を10にまとめてくれる。そして、

情報を批判的に見ることも大事だけれど、自分自身を批判的に見ることも大事
と諭してくれる。この10の実践に取り組み続けるのはとても困難で孤独な作業だと思う。楽なほうへ流れてしまいそうになると思うし、孤独に取り組み続けてもいずれ折れてしまうかもしれない。だけど、このスタンスがこれからの未来を生きる上で必須のスキルであることは自明だし、自分は人一倍身に着けるのに時間がかかる不器用な人間だとわかってもいる。だからかならず続けてみようと思う。

驚いたのはスウェーデンも著者の祖父の時代は日本の頑固オヤジ的な世の中だったのだという話。スウェーデンは変われて日本は変われていないというのは日本には固有で土着の問題があると考えるほうが自然かもしれないけど、それでも他国でできて日本でできないはずはない。本著に従えば、なぜ変われないのかと言えばそれはファクトフルネスでないからなのだ。スウェーデンから見れば、アメリカもまたとてつもなく保守的に見えるのだ。

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