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2019/05/27

『シンプリシティの法則』/ジョン・マエダ

なんでもシンプルなほうがいいと思っていて、提案書でも何でも物量で攻めるのをちょっと見下しているので、「シンプリシティの法則」というのが、僕ごときが思うようなシンプルを遥かに超えてどこまで徹底されているのだろうという期待で読んだ。次は、このシンプリシティを使って、様々な局面で勝たなければならない。

 

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2019/05/04

『反脆弱性 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』/ナシーム・ニコラス・タレフ

脆さの反対は頑健ではなく「反脆さ」。もうこれだけで、これまでの日本の道の誤り方の大半に名詞をつけてもらった感じ。日本の問題への対処方法は、エスカレートするしか能がなかった。でもそれは実は頑健になってなくて脆さを強めていっているだけ。防波堤をどんどん高くするだけ、と言う感じ。なんでその高さで安心ということになるの?という違和感。そして、反脆さのキーポイントになる「非線型性」。上巻を読んだ印象は、「何事にも柔軟でないといけないよ」と言われてきた処世術に理論が与えられた感じ。今まで起きなかったからといって、これから先も起きないと言っていいのだろうか?ーこの問い。ただ、昨今のIT業界のデータ万能主義と、反脆さとはまったく相反で整合できない。どちらをどう取り込み説明つけるようにできるかが課題。

 

 

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2019/05/02

『いま世界の哲学者が考えていること』/岡本裕一郎

カトリーヌ・マラブーの『明日の前に』をプッシュしたジュンク堂難波店店長本気の一押しを見て調べて以来、有限性とか後成説とか、概念の概要の概要くらいを知る程度で止まっていたのを、書評で本著を見たのをきっかけに急にいろいろきちんと読みたくなってまず本著を。カンタン・メイヤスーとマルクス・ガブリエルあたりまでがある程度「こういうふうな読みが標準です」というのが固まっている最前線なのかなーという印象。マラブーはどういうふうに今読まれてるんだろう?いくら読み直すといってもやっぱり一旦先に進んだ論考を引き戻すのはなかなか難しそうだけど…。実在論的転回は、過去のすべての「相関主義」として切って捨てるのはともかくとして何が「実在」するのか、という観点ではとても理解しやすかった。自然主義的転回に関してはニューラルネットワークとの関連性と、今読んでいる、それを否定しようとする「反脆弱性」との関連性を考えているけれどなかなか自分の理解に至るのは難しい。

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