『WHO YOU ARE』/ベン・ホロウィッツ
単純な興味で、ウチのCEOが今のAppleをどう思ってるのか、p68を読んで聞いてみたくなった。短いけれどもIT業界には歴史がある。経験ではなくて歴史から学ばなければいけない。
真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる、このリードがすべてと言ってもいいくらいよくできてる。日々リーダーシップに逡巡を続ける日々なので指針としてとてもありがたかった。「ここは違うんじゃ?」と言いたくなるところはひとつもなかった。自分ができるかできないかは考えず、身につけようと思える文章だった。
具体的なアドバイスとして生きるのは「ショッキングなルールをつくれ」というもの。わかりやすいルールではなく、自分の思いをチームに浸透させるためには一度聞いたら忘れないようなショッキングなルールをつくれというもの。そこに至るためには自分の思いを深く突き詰めて本質に至っていないとできないのでこれは厳しいけれども取り組みたい。
それと「徳」。この概念は非常にクリアになった。何か別の本でも「理屈で考えるな」というのを最近目にした。徳に理屈がないというのではなくて、教条に固執して進めるのではなく、真の言葉と行動で文化を形作っていく、ということだと思う。