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<title>読書百&quot;篇&quot;</title>
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<description>・差し当たり、百篇（百冊）は続けたいぞ。やるなら。
・子供の頃、学生の頃に読んだ本を、今の僕はどう読む？

という意気を込めて「読書百篇」。 </description>
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<item rdf:about="http://fudatsuki.cocolog-nifty.com/dokusho_one_hundred/2012/05/post-2654.html">
<title>『反哲学入門』／木田元</title>
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<description>反哲学入門 (新潮文庫) 木田 元 新潮社 2010-05-28 by G-Tools 解説で三浦雅士氏が「若い時期にこの本に出会える人がまったく羨ましい限りです」と書いているが本当に心底そう思う。「哲学」という「ものの考え方」がどんな道のりを歩んできたのか、その要諦を余さず教わることができる凄い一冊だと思います。それだけではなく、これまで日本で流布してきた哲学にまつわる様々な言葉や解釈の誤りを、鮮やかな切り口で正してくれるので、僕のように趣味で哲学書を読んで理解を深めようとしている人にとっても必読だと思います。 「反哲学」というのは、「哲学なんかクソくらえだ！」というスタンスを指...</description>
<content:encoded>&lt;table cellpadding=&quot;5&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://www.amazon.co.jp/%E5%8F%8D%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9C%A8%E7%94%B0-%E5%85%83/dp/4101320810%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dhttpfudatscoc-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4101320810&quot;&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; alt=&quot;4101320810&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/41q2G4-L8RL._SL160_.jpg&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;
解説で三浦雅士氏が「若い時期にこの本に出会える人がまったく羨ましい限りです」と書いているが本当に心底そう思う。「哲学」という「ものの考え方」がどんな道のりを歩んできたのか、その要諦を余さず教わることができる凄い一冊だと思います。それだけではなく、これまで日本で流布してきた哲学にまつわる様々な言葉や解釈の誤りを、鮮やかな切り口で正してくれるので、僕のように趣味で哲学書を読んで理解を深めようとしている人にとっても必読だと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「反哲学」というのは、「哲学なんかクソくらえだ！」というスタンスを指しているのではなく、「それまで哲学と呼ばれていたものに対して、それを根底から転覆する」ことを企てている哲学、という意味で、具体的にはニーチェ以前と以後は、同じ「哲学」と呼びならわすのはおかしい、ニーチェ以降は「反哲学」だ、ということで、その説明が非常に理解しやすい。それと共に、これまで読んできた哲学書の言葉の難解さ具合とか、「なんで”脱”構築なんだ？」とか、そういうところがみな理解できるよう、用語のレベルは落とさずに、分かりやすく解説してくれてます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;哲学というのは非常に馴染みが悪いですし、直接的に何かの役に立つようなものでは決してないし、生半可にかじられて「あの高名なナントカがこんなふうに言っているのだ」的に使われることほど害悪なことはないのだけれど、ニーチェが最終的に「美」をもち出しているところだとか、哲学ということは経済に限らず芸術の領域だったり、実は生活全般に深く浸透してくる「考え方」なので、少しでも触れておくことは悪くないと思います。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;p5「「哲学」というのは、やはり西洋という文化圏に特有の不自然なものの考え方」&lt;br /&gt;ｐ１９「禅の高僧が悟りを開いて、「死生一如」の境地で生きる」「そうしたことが人間にとって可能なことなのかどうか」「哲学的な知は宗教的な悟りとはやはり違う」&lt;br /&gt;ｐ２２「日本に西欧流のいわゆる「哲学」がなかったことは、とてもいいこと」&lt;br /&gt;ｐ４０「ソクラテスにしても」「当時自分の知識を売りものにしていたソフィストをやっつけるための皮肉の武器としてこの「愛知」という言葉をもち出した」&lt;br /&gt;ｐ４６「これまでの日本の哲学研究者たちの集団自己欺瞞がおかしくて仕方なくなりました」&lt;br /&gt;ｐ５３「ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへの移行は、社会の近代化の指標として、かなり正確」「＜なる＞論理から＜つくる＞論理へという近代化の過程」&lt;br /&gt;ｐ６６「夢十夜の第六夜」「明治の木にはとうてい仁王は埋まっていなことを悟る」&lt;br /&gt;ｐ７０「アルキビアデース」「ソクラテスの恋人だった男」&lt;br /&gt;ｐ８２「キルケゴールはこれを、否定のための否定、無限否定性としてのアイロニー」&lt;br /&gt;ｐ１０７「質料とはなんらかの形相を可能性としてふくんでいるもの、「可能態」の状態にあるものだと考えます」「可能性が現実化された状態を「現実態（エネルゲイア）」」&lt;br /&gt;ｐ１１５「アウグスティヌス」「マニ教」&lt;br /&gt;ｐ１１９「ニーチェ」「キリスト教は民衆のためのプラトン主義にほかならない」&lt;br /&gt;ｐ１６９「カント」「啓蒙とはなにか」「神的理性の後見を排して自立した人間理性」&lt;br /&gt;ｐ１８０「カント」「超自然的原理の役割を果たす人間理性を「超越論的主観性」」&lt;br /&gt;ｐ１８３「思考の枠組表」「量的規定と質的規定」&lt;br /&gt;ｐ１９０「ヘーゲル」「テルミドールの反動」&lt;br /&gt;ｐ１９４「世界の方ももはや単なる自然界としてではなく、歴史的な世界として捉えられるようになる」「「光」として掲げた理性は、無時間的、無歴史的なもの」「ドイツ・ロマン派の芸術運動」&lt;br /&gt;ｐ１０８「ゲーテ」「人格形成小説」「ヴィルヘルム・マイスター」「フランス革命は、まさしく歴史－人類の精神が絶対精神へと生成してきた苦難の前史－の最終幕」&lt;br /&gt;ｐ２０４「超自然的（メタ・フユシス）原理」&lt;br /&gt;ｐ２１１「あまり哲学の伝統にはこだわらず、自分自身との対話のなかで物を考えた人。これが大雑把な実存主義の定義みたいなものでしょう」&lt;br /&gt;ｐ２２０「ニーチェ」「1889年1月3日に、当時滞在していたイタリアのトリノの街中で精神錯乱に陥り、その正常な精神活動は中止されてしまいます」&lt;br /&gt;ｐ２２４「ヨーロッパのニヒリズム」「ありもしない超感性的価値をあると信じ、それによって逆に感性的な生を抑圧しながら、ありもしないそうした価値を目指して営々と文化形成の努力をつづけてきたのですが、いくら努力してもそうしたありもしない目標に到達できない徒労に気付いたとき、空しい虚無的な「心理的状態」に陥った」&lt;br /&gt;ｐ２２５「ニーチェは、感性的世界、つまりこの自然を超えたところにそうした超感性的・超自然的価値を設定した元凶はプラトン」&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;・・・環境問題において、発展途上国が、現時点において、先進国と同じ規制を受けることは不公平だと主張する事実は、発展は時系列上の方向で表されるものであり、同じ時点を経験しなければ理解できないと主張していることから、実は「啓蒙主義」の有効性を証明しているのではないか&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;ｐ２３０「My Sister and I」「陽に翔け昇る－妹と私－」&lt;br /&gt;ｐ２３３「インセスト・タブーに対するこうした反発」&lt;br /&gt;ｐ２３４「＜価値＞という目安は、生成の内部での生の相対的持続という複雑な機構にかかわる確保と高揚の条件となる目安である」&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;・・・定義は常に動的でなければならない。断定するとき、定義は敗北する。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;ｐ２３８「芸術は生を可能ならしめる偉大な形成者であり、生への偉大な誘惑者であり、生の偉大な刺激剤である。」「芸術は高揚した生の形象や願望による動物的機能の挑発であり、生命感情を高めるもの、その刺激剤」&lt;br /&gt;ｐ２４２「永劫回帰」&lt;br /&gt;ｐ２５３「第一次対戦後、同化ユダヤ人が欧米で金融や貿易の国際的なネットワークを築き上げたため、インフレと不況に苦しむ零細な家族経営企業ばかりのドイツの国内資本は圧迫を受けます」「当方から難民がどんどん流入してくるというわけで、次第にユダヤ人に対する怨嗟の声が高まってきました」「ドイツに反ユダヤ主義が台頭していくのは、さほど不自然な流れではなかった」「無慈悲に利益を追求するユダヤ人巨大資本への反感のために、ナチス支持が広がったようです」&lt;br /&gt;ｐ２６６「ナトルプ報告」「アリストテレスにあっては「＜存在する＞ということの意味は＜制作されてある＞ということだった」&lt;br /&gt;ｐ２７４「現代のいわゆる技術文明もそうした文化形成の必然的帰結だとみることができましょう」「存在概念を転換することによって文化形成の方向を大きく転換しようとした」&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;「存在者の全体を生きて生成するものだと見る、いわば生きた自然の概念を復権することによって、文化形成の方向を転換しうる」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;量子力学？物理学？&lt;br /&gt;ｐ２７７「長いナイフの夜」&lt;br /&gt;ｐ２８６「そんなふうに問うときは、問う者は問いかけられる存在者の全体の外の特権的位置、あるいはそれを超えた特権的位置に身を据えているにちがいがない」&lt;br /&gt;「存在者の全体を生きて生成するものと見るか、それを認識や製作のための死せる対象や材料としてみるか」&lt;/p&gt;&lt;br /&gt;</content:encoded>


<dc:subject>4.休日の午後に(2-3時間/日)</dc:subject>
<dc:subject>READ</dc:subject>
<dc:subject>か行</dc:subject>
<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

<dc:creator>タツミ </dc:creator>
<dc:date>2012-05-05T01:00:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://fudatsuki.cocolog-nifty.com/dokusho_one_hundred/2012/04/os-01ff.html">
<title>『絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク』/小田圭二</title>
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<description>絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク データベースはこう使っている (DB Magazine SELECTION) 小田 圭二 翔泳社 2008-04-22 by G-Tools</description>
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<dc:subject>5.机に向かって(1週間～1ヶ月）</dc:subject>
<dc:subject>あ行</dc:subject>
<dc:subject>奈良県立図書情報館</dc:subject>
<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

<dc:creator>タツミ </dc:creator>
<dc:date>2012-04-22T16:17:18+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://fudatsuki.cocolog-nifty.com/dokusho_one_hundred/2012/04/post-e4fa.html">
<title>『サウスポイント』／よしもとばなな</title>
<link>http://fudatsuki.cocolog-nifty.com/dokusho_one_hundred/2012/04/post-e4fa.html</link>
<description>サウスポイント (中公文庫) よしもと ばなな 中央公論新社 2011-04-23 by G-Tools 過ぎたるはなお及ばざるが如し。なぜかわからないけど、そんなことを読後、思った。 あと、幸彦さんが実は珠彦だった、じゃなくて、幸彦のままでどんな展開になったか読みたかったなあ、というのはちょっと低俗な趣味かな。</description>
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&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;&lt;a target=&quot;_top&quot; href=&quot;http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%88%E3%81%97%E3%82%82%E3%81%A8-%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%AA/dp/4122054621%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dhttpfudatscoc-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4122054621&quot;&gt;サウスポイント (中公文庫)&lt;/a&gt;&lt;img height=&quot;1&quot; width=&quot;1&quot; src=&quot;http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=httpfudatscoc-22&amp;amp;l=ur2&amp;amp;o=9&quot; style=&quot;border: medium none;&quot; /&gt;&lt;br /&gt;よしもと ばなな &lt;br /&gt;中央公論新社&amp;nbsp; 2011-04-23&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.6em;&quot;&gt;by &lt;a href=&quot;http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html&quot;&gt;G-Tools&lt;/a&gt;&lt;/span&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;
過ぎたるはなお及ばざるが如し。なぜかわからないけど、そんなことを読後、思った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あと、幸彦さんが実は珠彦だった、じゃなくて、幸彦のままでどんな展開になったか読みたかったなあ、というのはちょっと低俗な趣味かな。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;ｐ１５「こんなたいへんなときにそばにいない人なんてもういらない」&lt;br /&gt;ｐ６８「自分の内側にこそ、全てをためにするものがひそんでいるなんて思いもしなかった」&lt;br /&gt;ｐ１１２「彼はいちばんずるい角度から私の心にすとんとはいってきて、思いもよらない方法ですっかり私の心を奪っていた」&lt;br /&gt;ｐ１４１「でも人生はあの夜逃げの日から少しだけずれていってしまった」&lt;br /&gt;ｐ１５１「実はさっきから珠彦くんの考え方をいいな、と思っていて」&lt;br /&gt;ｐ１９１「おばあちゃんのまわりに集まった人たちが新興宗教を作ったのよ」&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>4.休日の午後に(2-3時間/日)</dc:subject>
<dc:subject>READ</dc:subject>
<dc:subject>や行</dc:subject>
<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

<dc:creator>タツミ </dc:creator>
<dc:date>2012-04-22T15:36:16+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://fudatsuki.cocolog-nifty.com/dokusho_one_hundred/2012/04/post-bc92.html">
<title>『偶然とは何か－北欧神話で読む現代数学理論全６章』／イーヴァル エクランド</title>
<link>http://fudatsuki.cocolog-nifty.com/dokusho_one_hundred/2012/04/post-bc92.html</link>
<description>偶然とは何か―北欧神話で読む現代数学理論全6章 イーヴァル エクランド Ivar Ekeland 創元社 2006-02 by G-Tools 「圧縮不可能でなければならない」と、原子力発電所の炉心融解のリスクと、ビッグ・データ。ＩＴ業界の今と密接に関連する事柄を知れる好著だった。もちろん、タイトル通り、「偶然とは何か」という問いを、数学的な切り口と、哲学的な切り口で迫ってくれるおもしろさにも満ちている。</description>
<content:encoded>&lt;table cellpadding=&quot;5&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a target=&quot;_top&quot; href=&quot;http://www.amazon.co.jp/%E5%81%B6%E7%84%B6%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B%E2%80%95%E5%8C%97%E6%AC%A7%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E3%81%A7%E8%AA%AD%E3%82%80%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%95%B0%E5%AD%A6%E7%90%86%E8%AB%96%E5%85%A86%E7%AB%A0-%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB-%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89/dp/4422400193%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dhttpfudatscoc-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4422400193&quot;&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; alt=&quot;4422400193&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/41JM62ETT0L._SL160_.jpg&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;「圧縮不可能でなければならない」と、原子力発電所の炉心融解のリスクと、ビッグ・データ。ＩＴ業界の今と密接に関連する事柄を知れる好著だった。もちろん、タイトル通り、「偶然とは何か」という問いを、数学的な切り口と、哲学的な切り口で迫ってくれるおもしろさにも満ちている。

&lt;/p&gt;&lt;p&gt;ｐ２５「エドヴィンという名の修道士」「タウトラ（ノルウェー）のフランシスコ会修道院にいた」&lt;br /&gt;ｐ３０「これが、１３世紀の学僧につくることのできた可能な限り純粋な偶然」&lt;br /&gt;ｐ３５「還元主義的なやり方は、当時においては、きわめて危険なものだった」&lt;br /&gt;ｐ６０「シュレディンガー方程式と呼ばれる微分方程式」&lt;br /&gt;ｐ６１「量子力学は、もし観測者がいなければ純粋に決定論的なはずである」&lt;br /&gt;ｐ６５「隠れた変数があれば必ず成り立つ不等式」「量子力学に介入してくる偶然を、隠れた決定論に帰着させることは不可能だと考えざるをえない。」&lt;br /&gt;ｐ６６「サイコロが割れて７があらわれたのを見て心に湧き起こるさまざまな感情を味わいたければ、新しい科学技術ではなく歴史にそれを求めなければならなくなるだろう」&lt;br /&gt;ｐ６９「セイズは北方多神教の本質と深いつながりがある重要な術」「ノルウェーのキリスト教化をとくに強引に推し進めたのが、９９５年にノルウェー王に即位したオーラヴ・トリュグヴェソン」&lt;br /&gt;ｐ７４「世界に意味がないということは、そこにいかなる規則も見いだせず、過去の理解も未来の予言もできないということである」&lt;br /&gt;ｐ８３「第３１項を伝える唯一の方法は、それを書くことだ」&lt;br /&gt;ｐ８６「情報理論の創立者、Ｃ．Ｅ．シャノンによって定義された」&lt;br /&gt;ｐ８７「それは、完全に不条理な世界からわたしたちに送られてくるメッセージが、&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;圧縮不可能でなければならない&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;、ということだ」「数学の言葉でいえば、エントロピーが１に等しくならなければならない」&lt;br /&gt;ｐ９５「神の存在を証明した。それによると、まず定義により、神は至高の性質をすべてそなえている。つぎに、至高の性質の筆頭は存在することである。したがって神は存在する。スコラ哲学ではこれを、神の存在はその本質に含まれていると表現する」&lt;br /&gt;ｐ１００「ゲーデルの定理は、それらのなかに真偽の決着が永久につかないものがありうることを示した」&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;&lt;strong&gt;ｐ１０６「暴力は純粋な不条理であり、その最たるものは意味の押し付け」&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;「クロード・レヴィ＝ストロースが示したように、昔から人間は世界を解釈するために、できれば変えるために、ある種のシンボルを使ってきた」&lt;br /&gt;ｐ１０９「決定論は時がたつと別の決定論と入れ替わる」「わたしたちが生きている物質的宇宙と、わたしたちがつくりだす宇宙像を結ぶ、あの不思議な対応関係はつねに保たれているのだる」&lt;span style=&quot;color: #0033cc;&quot;&gt;&lt;strong&gt;「大切なのは創造性」「創造性こそが意味と美しさをあたえ、熟練工と芸術家を区別する」&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;ｐ１１９「「耳のある者は聞きなさい」と聖書にあるが、「聞く気のある者」だけが聞くのである」&lt;br /&gt;ｐ１２３「一番悪いのは日和見主義に陥り、殻に閉じこもって、事態が好転するのをじっと待っている状態である」&lt;br /&gt;ｐ１２４「われわれが到達する第３段階とは、これが平均的意見だろうと平均的意見が考えるものを予想しようと努めることである」&lt;br /&gt;ｐ１８６「研究している現象ひひそむ決定論的モデルがわからないときに使えるもの」&lt;br /&gt;ｐ１８９「可積分系と摂動法」&lt;br /&gt;ｐ１９５「天体力学を勉強すれば、何かというとすぐに原因を探したがるという、だれもが罹りやすい病気を予防することができる」&lt;br /&gt;ｐ２０４「偶然というものは存在しない。なぜならこの物語のある部分だけを特別視したり、数ある物語のなかでこの物語だけを特別視したりする理由も、意味もないからだ」「世界の穏やかな無関心のなかでは、偶然は溶けて消えてしまうのだ」&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;&lt;strong&gt;ｐ２１２「原子力発電所の炉心の融解による放射性物質の漏出・拡散事故にも、見積もる人によって値は異なるが、たとえば10-10や10-5のような微小ではあるが、０ではない確率が割り振られる。」&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;ｐ２２１「確率論的なリスクと無知のリスク」&lt;br /&gt;ｐ２２４「探検家が「テラ・インコグニタ」、つまり地図a上の空白部分に足を踏み入れるからだ」&lt;br /&gt;ｐ２２５「公的機関によって見積もられた事故の確立が、実際の頻度とあまりにも食い違っている」「悪徳政治家や狂信的な技師が、利己的な動機から計画遂行のために数字を偽ったのではないか、と勘繰るのはたやすい。しかし、たとえ良心的な専門家たちが損得ぬきで計算した確率であっても、ことごとく実際より低く見積もられている場合がある」&lt;br /&gt;ｐ２３１「わたしたちは自分で作りだしたリスクの間を朦朧として歩いている」&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;ｐ２５８「モデルの棄却」&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;ｐ２６３「偶然がなくても統計は少しも困らない、というのが近年の大発見なのである。コンピュータによる情報管理が普及したせいで、社会生活のあらゆる領域で膨大なデータが蓄積され、それらの解釈はもとより、単なる分類だけでも大変な問題となっている。」「これは幾何の問題であり、そこにはもはや偶然の出る幕はない。」「いかに効率的にビット列を流すかということが、設計技師のおもな関心事」「確率論的モデルや古典的統計学がふたたび脚光を浴びている」&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>4.休日の午後に(2-3時間/日)</dc:subject>
<dc:subject>READ</dc:subject>
<dc:subject>あ行</dc:subject>
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<dc:creator>タツミ </dc:creator>
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<title>『日本は悪くない－悪いのはアメリカだ』／下村治</title>
<link>http://fudatsuki.cocolog-nifty.com/dokusho_one_hundred/2012/04/post-cae3.html</link>
<description>日本は悪くない―悪いのはアメリカだ (文春文庫) 下村 治 文藝春秋 2009-01-09 by G-Tools 　未だにレーガンを信奉する日本人がいるのにちょっと驚いて、どこかのサテンで手に取った新聞の経済記事に偶然下村治氏と本著が紹介されていたのがあって、丁寧に読んだ。本著は１９８７年の著作だが、未来予測が含まれる経済書は、後から振り返ってみるとなんともバカバカしい気分になることが多いが、本著はわずかに「１ドルが百円にでもなったときであろう」という部分が外しているくらいで、驚くほど現在でも通用する内容だった。 　「借金帳消し」というやり方が出てきた「日本がアメリカに貸したカネは...</description>
<content:encoded>&lt;table cellpadding=&quot;5&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a target=&quot;_blank&quot; href=&quot;http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AF%E6%82%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E2%80%95%E6%82%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%A0-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B8%8B%E6%9D%91-%E6%B2%BB/dp/4167753669%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dhttpfudatscoc-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4167753669&quot;&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; alt=&quot;4167753669&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51yzO7%2BZCsL._SL160_.jpg&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;
　未だにレーガンを信奉する日本人がいるのにちょっと驚いて、どこかのサテンで手に取った新聞の経済記事に偶然下村治氏と本著が紹介されていたのがあって、丁寧に読んだ。本著は１９８７年の著作だが、未来予測が含まれる経済書は、後から振り返ってみるとなんともバカバカしい気分になることが多いが、本著はわずかに「１ドルが百円にでもなったときであろう」という部分が外しているくらいで、驚くほど現在でも通用する内容だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「借金帳消し」というやり方が出てきた「日本がアメリカに貸したカネは取り戻せない」という章が特に面白かった。ユーロ危機は負債の始末のつけ方だけど、日本人としての僕は、「ゼロ・サム理論」というか、「借りた金は返さなければ規律が保たれない」とか、そういう倫理的な価値観だけでこの問題を考えすぎているのではないかと思った。経済がなぜ行き詰るのか、その理由のひとつに、消費の膨張を止められないということがある。経済は常に成長を続けなければ必ず衰退してしまうものなのか、これがいちばん難しい命題なのだけど、行き詰った経済を立て直すのに、どういう方法があるのかという考え方の幅を広げてくれた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　石油ショック後の経済成長の記述は、言わずもがなだけどどうしても東日本大震災を重ねてしまう。東日本大震災後、僕の目には、より自然災害に強い国になるための技術開発と、原子力発電の問題に端を発するより少ないリソースでの生き方の模索と、経済論理ではない人生の価値観の探求という、３つの新しい、身の入った動きがあるように映ってる。これらはいずれも、経済成長を最重要項目に置いた社会では取り上げようのなかった動きだと思う。自然というものは、人間にとって思い通りにならないものであるが故に思ってもみない災害を招くという事実に少しでも意義づけができるとしたら、こういうことなのかなと思った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;ｐ３０「ベンチャービジネスにしても、適当なところでもうけてあとは売ってしまおうと思っている」・・・これは現在では否定されるべきではないかもしれない&lt;br /&gt;ｐ３５「すかさず、日本と西独が内需拡大をやれ、と問題を外部に持ってくる。」&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;ｐ３６「アイアコッカ」「すべてが始まったのは、供給重視の経済学を信奉する人々が主導権を握り、減税すれば歳入が急増し、財政を均衡させるばかりか、軍備増強もできると主張した時からである。うまい話に聞こえたが、唯一の問題は筋が通らなかったことである。・・・なぜ、レーガン大統領は均衡予算案を提出しないのか、私にはわからない。その試みすらしていない。しかし、レーガン政権だけを非難できない。議会も自己ぎまんというこの陰謀に大きく加担している。・・・われわれ（国民）もまた見て見ぬふりをしている」&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;ｐ７０「自動車問題になるとアメリカの言い分はもっと支離滅裂になる。」&lt;br /&gt;ｐ７３「農産物はどうかなどと輸入障壁の問題が蒸し返されるかもしれない」「日本はアメリカに自動車をどんどん輸出せよ。自主規制はすべきではない。その代わり日本の市場を開放して、貿易のバランスがとれるようにすればよい」&lt;br /&gt;ｐ７５「生産高の割りには人手を多く必要とする生産性の低い部門と、徹底的に合理化して相対的に人手をあまり必要としない生産性の高い部門の両極端の産業が成立するようになったのである。その結果として、今日の日本人の生活があるということができる」&lt;br /&gt;ｐ７７「鉱工業生産指数のピークはいつかというと、昭和六十（１９８５）年四月だが、四～六月とそれにつづく七～九月を比べると、０．２パーセントほど低下している。さらに十～十二月は０．９パーセントのマイナス」「輸出が減少することによって設備投資が減少し、それが消費の停滞」&lt;br /&gt;ｐ９３「基本的な状況がどうであるかを考えない」&lt;br /&gt;ｐ９５「この一億二千万人は日本列島で生活するという運命」&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;&lt;strong&gt;ｐ９６「自由貿易主義の決定的な間違いは、国民経済の視点を欠いている」「こういう思想にとびつくととんでもないことになる、ということはチリが示している。この国は、フリードマンの、保護貿易はやめてしまえという主張に同調して、完全に自由貿易にしてしまった。ところがどうなったか。たちまち経済はメチャクチャになり、国全体が大騒ぎになった。」&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;ｐ１００「自由貿易とは・・・決して、申請にして犯すべからざる至上の価値ではない。強大国が弱小国を支配するための格好な手段」&lt;br /&gt;ｐ１３４「この乗数の大きさは、貯蓄率の逆数」&lt;br /&gt;ｐ１４１「中曽根首相は昭和六十一年四月十四日の日米首脳会談で、突然、今後は日本経済を輸入指向型に変えると言って、「国際協調のための経済構造調整研究会」（経構研）の勧告（前川リポート）」&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;ｐ１６７「それは、１ドルが百円にでもなったときであろう。この水準までいけばお手上げになる」・・・ならなかった&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;strong&gt;&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;ｐ１６９「全体のために自分を制御するという気持ちが出て来ない」&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;&lt;strong&gt;ｐ１８１「農民の生活維持の論理が政治を動かしているわけである」&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;ｐ１９０「もしアメリカが日本よりもさらに強くなりそうな気配があるとすれば、日本から輸入している設備や部品を国内でつくるようになっていなければならない」・・・アジアでの生産&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;&lt;strong&gt;ｐ１９７「石油ショックをきっかけにした省エネルギー、省資源の技術改良がかなり急速に進行したことである。日本で言うと鉄鋼、電力、セメントなどの産業が徹底的に脱石油と省エネルギーを推し進めた」&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;ｐ２０２「したがって、最もスムーズな解決策は日本がある段階で貸金を帳消しにすること」&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>5.机に向かって(1週間～1ヶ月）</dc:subject>
<dc:subject>さ行</dc:subject>
<dc:subject>奈良県立図書情報館</dc:subject>
<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>

<dc:creator>タツミ </dc:creator>
<dc:date>2012-04-22T14:32:46+09:00</dc:date>
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